院長ブログ

幹細胞療法

2019.06.08

再生医療とは生まれつきや病気、事故、加齢などで、通常では再生することの難しい損傷や機能が低下した組織を修復再生し、組織とその機能を回復させる医療です。

再生医療の中でも注目されているのが、『幹細胞』を用いたものです。
幹細胞にはiPS細胞、ES細胞、造血幹細胞、骨髄幹細胞、脂肪幹細胞などがあります。
その中のiPS細胞は京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞したことでメディアにも取り上げられたため、誰でも一度は目にしたり聞いたりしたことがあると思います!
『幹細胞』は動物の体に存在する細胞で、傷ついた細胞を入れ替えたり失った細胞を補充する機能を持っています。

幹細胞療法とは
『幹細胞』を採取し、体外で培養し数を増やした後に体に戻してあげる治療方法です。
一般に治療に使用する幹細胞は、骨髄由来と脂肪由来のものがあります。

当院では皮下脂肪の中には幹細胞が多数存在しており採取も容易なため、脂肪由来の幹細胞を用いる『脂肪幹細胞療法』を「椎間板ヘルニア」や「腎不全」などで使用しています。
また自己の脂肪を採取・培養後に体内に戻してあげる『自家幹細胞療法』を行なってるため、副作用もとても少ないのが特徴です。
我が家の猫の慢性腎不全の治療にも使いました。

脂肪幹細胞療法で使用する皮下脂肪は、局所麻酔もしくは全身麻酔下で採取します。
採取した脂肪から幹細胞を取り出し、培地の中で培養します。
培養が終わったら、点滴静注を行うか患部へ直接投与します。
椎間板ヘルニアの手術の際には、手術中に患部に直接投与できるように手術と培養のスケジュールを調整し行います。

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