院長ブログ

理解困難な…

2008.11.22

急患という事で、他の動物病院で診てもらっている犬が来ました
その病院は、臨時休診なのだそうです…

話しを聞くと、前日から急に腰が抜け後ろ脚が立たない状態なのだそうです
診てみると、脊椎の神経障害があります
レントゲン撮影を行ったのですが、状況は一刻を争う事必然です
そこで検査センターにMRI検査を依頼し、飼い主さんには即行ってもらいました

飼い主さんが検査センターを受診してから約3時間後、検査結果の電話があったのですが…
重度の椎間板ヘルニアのうえに、軟化症を併発しているとの事でした

椎間板ヘルニアは皆さんご存じのように…
脊椎と脊椎の間、いわゆる椎間が脊髄を圧迫してしまう病気です
その結果、圧迫を受けた部位から尾の方にかけての神経の支配する部分に、さまざまな程度の麻痺を起こしてしまうのです

圧迫の程度が軽ければ、内科療法で治す事もかのうです
また重度でも、外科療法で治る事もあります
しかし今回のように椎間板の圧迫が強すぎると脊髄内の血管が破壊され、軟化症と言う状態になってしまうと大変な事になってしまうのです
軟化症を起こし脊髄が徐々に壊死してしまうと、呼吸が止まり死亡という事態になってしまう事があるためなのです
そのため我々は、軟化症を食い止めようと頑張るのですが…

飼い主さんには、現在の状況を詳細に説明し…
これからの治療を当院で行うか、かかかりつけの先生に診てもらうかの判断を願ったのですが…
まぁ?当然ですが、飼い主さんはかかりつけの先生の病院へ行く事を選択しました

そこで私自身が、かかりつけの先生に電話をかけたのです
そして、検査の結果など詳細な説明を行ったのですが…

「あなたの言ってる事が全く分かりません」
との返事が??
難しい事を言ってる訳でも無いし、と思いつつ再度事情を噛み砕いて説明を行ったのです
そして、また
「先生の所に通う飼い主さんが治療して欲しいと言ってるので、治療をお願い出来ますか?」
と、依頼したのですが
「どこで、MRI検査をしたんですか?」
と話しをそらすのです…

ドクターの質問に、答えつつも聞き直すのですが
「ですから、先生の所に通う飼い主さんの治療をお願い出来ますか?」
「飼い主から直接に話しを聞かないと、わかりません」
との返事なのです

話しのやり取りを聞いていた飼い主さんの眼が、潤んでいます
相手は、飼い主さんが信頼し頼りにしている先生です…
どのように理解したら、良いのでしょうか?

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