院長ブログ

看取り

2019.05.16

日本愛玩動物協会機関誌『withPETs』の特集「ペットの死に向き合う」の記事の一部を担当した。
内容は『看取り』である。

今回、取材を受けていて驚いたことがある。
それは、飼い主さんに「看取りについての話」をする動物病院が無いと聞いたことである。
それを聞いて、不思議にも思った!

犬の寿命は29年、猫は38年とはいえヒトの寿命より短い。
そんな動物たちを飼ったからには、どうしても看取らなくちゃならない。
『死』は避けて通ることが出来ないことである。
しかも今まで、看取りを経験したことが無い方には不安なことでもある。

経験が無いと、実際に看取りの場に遭遇した時に戸惑いが出てしまう。
ゆっくりゆっく〜り吸って、ハッと短く吐く呼吸方法は何か?
苦しいのか苦しく無いのか?
苦しいならどうするか?
酸素吸入が必要か?
酸素吸入の意義は?
点滴は必要か??
点滴の意義は??
心肺蘇生を行うのか?
心肺蘇生の意義は?
亡くなる瞬間に声を出したり、仰け反ったり‥‥これは何か?

死に祭しての呼吸方法や体の動きは、時には苦しがっていると誤解されやすいものです。
現に「苦しがって亡くなった!」と、涙ながらに語る飼い主さんもいらっしゃいました。
しかし事前に看取りに祭しての体の変化を知っておけば、戸惑いは減るし誤解も無くなると思うのです。

死を前にして、このような話をするにはタイミングも大切です。
また飼い主さんのメンタルのケアも、必要だと思うのです。

亡くなった時に、一緒に暮らしていて良かったね!
最後までありがとう!
そう言えるように、してあげたいと思ってます。

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