院長ブログ

膵炎

2012.05.04

このところ、良くわからないのですが何故か膵炎が多いんです… 

急性膵炎は急に発症する膵臓の炎症で、膵臓の酵素が漏れると膵臓だけでなく周囲の臓器にも影響を及ぼし、場合によっては命にも関わります。 
慢性膵炎は持続的に続く炎症性の疾患で、生涯にわたり組織障害が生じることがあります。 

急性膵炎は慢性膵炎よりも多く診られます。 
臨床症状としてはあまり特異的なものはなく、発見しにくい病気です。 

好発品種はミニチュアシュナウツァー、ミニチュアプードル、コッカースパニエル、シャム猫で、急性膵炎は7歳以上の犬や猫に、また犬では雄より雌が多い傾向にあります。 

【症状】 
急性膵炎では、元気が無くなり、食欲の低下、沈うつで、犬における徴候は消化器系の異常で嘔吐が通常みられ、嘔吐、下痢から脱水などの症状が認められます。 
また腹痛から身体を触られるのを嫌がったり、重症の場合には命に関わる状態になることもあります。 
猫では犬に比べ消化器系の症状は少ない傾向にありますが、黄疸は多くみられます。 

慢性膵炎では、食欲低下、嘔吐、下痢などの症状が繰り返しみられます。 
また慢性膵炎を起こすと、糖尿病を併発することもあります。 

【原因】 
急性膵炎を起こす誘因は、犬猫ともあまり知られてはいませんが、次の原因が考えられています。 
・脂肪分の多い食事など栄養学的な要因 
・腹部を強打するなど膵臓への外傷 
・胆管肝炎、慢性的な胃腸炎 
・薬物や毒物 
・膵管の閉鎖 
・慢性腎障害 
・高カルシウム血症 
・猫伝染性腹膜炎、猫ウイルス性鼻気管炎などのウイルス感染症やトキソ感染症など 
・犬では肥満により発症する度合いが高くなります 

【治療】 
膵臓を休ませ消化酵素の分泌を抑えるために、すべての食物摂取を制限します。 
絶食期間中は、失われた水や電解質を補うため輸液を行います。 
タンパク分解酵素阻害薬で膵臓の酵素の働きを抑えます。 
原因となっている病気や併発している病気があれば、それらの治療を行います。 
運動の制限を行う。 
食事は、膵臓の分泌を刺激するのを避ため低脂肪食を与えるようにします。 

◆予防 
動物が肥満であるなら、減量させる必要があります。 
高脂肪食は避けなければなりません。 

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