院長ブログ

家で行う治療

2019.08.05

腎臓は血液中の老廃物をろ過しオシッコとして体の外に捨てたり、体の水分量などのバランスを一定に保つ働きをしています。
そのため腎臓の機能が低下してしまうと、血液中に老廃物が溜まってしまいます。
この状態を『尿毒症』といいますが、この状態になると食欲がなくなり痩せてしまいます。
また嘔吐や意識障害など症状が現れ、体の様々な臓器がトラブルを起こしてしまいます。

尿石症などにより腎臓障害が起き急性腎炎を起こした場合、腎臓の中のオシッコの通り道に細胞の死骸が詰ってしまい腎臓機能が落ちてしまいます。
しかも腎機能が元の状態に戻らず、慢性腎炎になってしまうこともあります。

腎臓の機能障害をよく起こしてしまうのが、高齢ネコです。
しかも猫ちゃんの死因として『慢性腎不全』が、とても多く見られます。
猫ちゃんはワンちゃんに比べ腎臓障害を持つ子が多いため、猫ちゃんの世界では『腎不全』についての話題がよくあがります。

 慢性腎不全から脱水症状を起こしてしまった子です


慢性腎不全は、数ヶ月以上続く腎臓の機能低下により起きてしまった状態のことです。
慢性腎不全は無症状で進行し、なんか変かなと思った時には腎臓の機能は正常の状態の20%くらいまでに落ちてしまっています。

高齢の猫の3頭に1頭の猫は、慢性腎不全になっていると言われます。
猫の腎不全は治る病気ではありません。
だからと言って、あきらめてはいけません!
的確な治療を行うことで、多くの猫ちゃんは長生きしてます。

そのため健康診断による、早期発見・早期治療が大切となります。
そして病気の進行する早さをいかに遅くするかへの、チャレンジになります。
そのためには動物病院での治療だけで無く、飼い主さんも家庭で行える治療に参加する必要があります。
この飼い主さんの参加の度合いにより、治療の効果が大きく変わります。
家庭で行える治療などの詳細は、来院時にお話ししましょう!

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