Dr.Nyanの健康講座

ワンちゃん、ネコちゃんが嘔吐する原因と対処法

2019.02.21

 嘔吐

吐いたぞ・・・胃がムカムカしているのかな?
おなかの筋肉やヒクヒクしてオエッって、胃袋の中身が吐き出されます。
あぁぁ、よだれまで流して。
そんな時、つい胃炎を想像してしまいますね。
でも嘔吐は胃腸の病気だけでなく、肝炎や腎炎などの内臓の病気や、精神的な原因で起こる事もあるんですよ。

【嘔吐の原因】

・口の中(咽・喉頭や食道の炎症)
・胃腸(胃腸炎、腸内の寄生虫、異物、食餌があわない等々)
・胃腸以外のお腹の中の臓器(肝臓、腎臓、膵臓などの病気)
・代謝系(糖尿病、副腎などの異常など)
・神経系(脳の病気、心理的な問題など)

 

吐いている・吐こうとしている時、どのように吐くか観察が必要です。
咳をした後に・・・、ガツガツ一気に食べて・・・  (時々咳き込みと吐き気を間違っての来院がありますので、注意です)
そんな時、吐いた後は何事もなかったかのようにしてまた食べたりします。
これは病気ではありません。
でも食べた後よく吐く、とくに毎日吐くなどという場合は変です。


ネコちゃんの場合、毛玉をよく吐くのを見ます。
飼い主さんも「あぁぁ・・毛玉ゲロ、また吐いてるよ」としか思わないこともあるでしょう。
毛玉を頻繁に吐くこと自体異常な事です。
また「猫の草」を食べさせてゲロゲロもいけません。
ネコちゃんが、吐くのは当たり前はおかしな考えです。


よく観察して、何か変などの疑いが少しでもあれば受診して下さい。
あまり激しくなくても、長く続いている場合はやはり受診の対象です。
病院で詳しく原因を調べる必要があります.


嘔吐は体の中の水分や電解質が失われるため、危険な状態になることがあります。
的確な治療を行うため、正確で豊富な情報が必要となります。
そのため、嘔吐の原因を突き止めるためには検査が必要な場合が多くみられます。

 

【診断するために行う検査】

・尿検査(腎臓病、膀胱炎や糖尿病などの検査)
・糞便検査(消化状態、腸内寄生虫、細菌・原虫などの検査)
・血液検査(感染症やアレルギー、伝染病の検査)
・血液生化学検査(肝臓や腎臓、膵臓などの検査)
・レントゲン検査、造影検査(バリウム検査)
・内視鏡検査(胃カメラ検査)
・超音波検査(エコー検査)
・試験的開腹(手術でお腹を開けて直接見てみる検査)

病院に行くかどうかの判断

・1日に何回も、または毎日1回でも数日以上続くとき
・体重減少がみられたとき
・元気が無いとき
・血液が混じるとき
・腹痛があるとき
・脱水している  ・ボーっとしている
・動きたがらないようなとき
・何か食べたり飲んだ可能性がある(異物や毒物)
・健康状態に変化がみられたとき

 

やはり飼い主さんの毎日の観察が大切です。
何か変!と思ったら早めに動物病院に相談しましょう。

 


 

嘔吐があるから胃腸の病気だと思ってはいけません。
嘔吐は、胃から有害な物を出させる体の防衛反応です。

嘔吐を起こす原因は色々あります。

・口の中(咽・喉頭や食道の炎症)
・胃腸(胃腸炎、腸内の寄生虫、異物、食餌があわない等々)
・胃腸以外のお腹の中の臓器(肝臓、腎臓、膵臓などの病気)
・代謝系(糖尿病、副腎などの異常など)
・神経系(脳の病気、心理的な問題など)

 

今回は、これらの原因を少し詳しく説明しましょう。

 

【胃】

嘔吐を引き起こす胃の原因として、胃炎、幽門狭窄(胃の出口が狭いこと)胃運動障害、胃潰瘍、癌、胃拡張捻転症候群などがあげられます。

胃炎は、胃粘膜が損傷を受けている状態をいいます。
胃粘膜の傷を受けた部分に胃酸が悪さをし、その傷が悪化し炎症が進行してしまいます。
そしてこの胃酸の刺激が原因となり、嘔吐がでます。

胃の中の異物も、胃の粘膜に傷をつけてしまう原因になりますから、同じように嘔吐の原因となります。

胃の中に、食べた物がいっぱい溜まってしまう場合があります。
その原因は胃の出口が狭いか、胃の運動障害です。
胃の出口が狭い原因は、その部分の腫れ、腫瘍や肉腫、胃の中の異物、そして胃十二指腸潰瘍などです。
これらの影響で胃の中に食べ物が長くたまってしまい、胃拡張を起こしその結果嘔吐してしまいます。

また早朝の胃がカラッポなときに、黄色い物を吐くことがあります。
これを胆汁嘔吐症候群といいますが、やはり胃の出口に問題がある場合に起こります。
夜眠っている間に胆汁が胃に逆流してしまうのです。

 

【お腹の中の臓器】

お腹の中には、炎症などに対して嘔吐を起こさせるセンサーのような働きをする部分が多数あります。
このセンサーは、胃腸、肝臓、膵臓、泌尿生殖器、腸間膜に広く分布しています。
ですから、肝炎や膵炎、腹膜炎、腎炎、腸捻転や閉塞、前立腺炎、子宮蓄膿  症など種々の病気で嘔吐が見られます。
ですから単純な便秘でも、吐き気がでる事があります。

消化管の炎症の場合は、胃腸そのものと腸間膜の双方にセンサーが付いています。
ですから、拾い食い腸炎、細菌やウィルス・寄生虫の感染による腸炎、慢性の腸炎などはそのすべてが嘔吐を起こします。

 

【口の中】

咽頭炎や扁桃炎はお腹の中の臓器の異常ではありませんが、同じような経路で嘔吐します。

 

【代謝系】

糖尿病、肝炎からくる脳炎(肝性脳炎)、尿毒症、副腎皮質の異常な状態が嘔吐を起こします。
これらは、体の中の電解質の異常などが原因になる場合があります。

 

【神経系】

脳の中に腫瘍が出来たり、炎症が起きたときに見られます。
また精神的な嘔吐は、ストレス、痛み、恐怖や興奮のときに見られます。

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