「猫免疫不全ウイルス感染症」により、口内炎や歯周病を患った猫ちゃんのプラズマ治療を行ってます。

現在は体調は良好！
リンパ節の腫れやカゼの症状、下痢、皮膚病などはありません！
それだけでなく毛艶も綺麗だし食欲も良好、よだれや口臭も全くありません。

しかし保護された時の2017年の初診から、ここに至るまでは・・・
歯周病菌を殺すための投薬、
鶏肉の入ったフードを食べると不調になることもわかったため、食事療法を
また吸収病巣や歯周病などの歯科処置も行いました。

１番気になるのは口の中のトラブルなの！
痛いのも、食べられないのも可哀想でしょ？
だからとにかく生活の質を落とさないようにと、一生懸命頑張ったわよ！

そんなこんなで、ある程度の状態は保ってました。
そして本年6月からは、プラズマ治療も始めたのです。

プラズマ治療はノズルの先から噴き出すガスを患部に照射します。
そのため、どうしても初めは顔を背けてしまいます。

ま〜中には何も動じない強者の猫ちゃんもいますけどね・・・
やはり、ほとんどの子は最初はしかめっ面になってます。

最初は、空気がシューっと出てくるのにはビックリしたよ！
でも痛い治療じゃ無いし時間もかからないから静かにしてれば、すぐ終わる！

治療中は、顔に手を添え振り向かないようにするだけでOKなんです！
もちろん口をガッと開ける必要もありません！

そうですよ〜
とっても優しく治療してくれるしね
この治療の１番は良いのは痛くない

そして３回目の照射が行われる2週目には炎症が落ち着き始め、赤かった歯茎がピンク色になってきたのです。
しかも７月にはドライフードを噛む音がするようにもなり水の飲む量も増え、走tたりジャンプしたりと動きも活発！

犬歯のグラグラも減り、襖を顔でグリグリと襖を開けるし・・・
口の中の痛みが減ったのが実感できるようにもなったわ！
それと、毛玉を吐くことも減ったのよね

この毛玉の件の不思議な効果については、どうしてだかはチョットわかりません。
胃腸の動きが良くなったからんでしょうか？
それとも痛みから解放されて、ストレスが減ったからでしょうか？
でも、これも嬉しい結果です。

「猫免疫不全ウイルス感染症」は「猫後天性免疫不全症候群」とも呼ばれ、猫免疫不全ウイルス（Feline Immunodeficiency Virus：FIV）による感染症です。
しかも感染した場合には、体内からウイルスを排除できないため根治が難しい病気です。

治療については、基本的には口内炎などの症状が見られなければ様子を見ます。
しかし発症した場合には、症状緩和のための治療を行います。

この病気は免疫機能が落ちるため、病気になると回復に時間がかかってしまいます。
そのため予防を行うことが、とっても重要なんです！
特に腎臓や心臓など、全身に影響を及ぼす歯周病などには十分な注意が必要です！

口腔内の炎症を減らし生活の質を上げるプラズマ治療は、初期であればあるほど効果は高いと言われています。
そのため重症化する前の治療の一つとして、また歯周病予防として効果を発揮します。