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若山動物病院ブログ

ゴロゴロ〜

こんにちは。
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。

皆さんは猫を撫でている時などゴロゴロといっているのを聞いたことはないですか?
このゴロゴロ音はコミュニケーションの一種だと言われています。
では、どういった意味があるのか今回お話ししていきたいと思います

ゴロゴロ音の仕組み

ゴロゴロ音がどのようにして発生するかについては完全には解明されていませんが、最も一般的な説が声帯と筋肉の振動です。
猫の喉にある声帯の筋肉が、非常に早いリズムで収縮と弛緩を繰り返すことで、呼吸と共にゴロゴロ音が発生します。この筋肉の振動が、喉頭(のどぼとけ)の周囲の空気を共鳴させ、ゴロゴロ音を作り出していると考えられています。

ごろごろ

ゴロゴロ音の意味


リラックスや満足感の表現: 最も一般的に知られているのは、猫がリラックスしている時や、安心感を感じている時にゴロゴロ音を出すというものです。このため、飼い主が猫を撫でている時などに聞かれることが多いです。

自己治癒効果: ゴロゴロ音には、猫自身の治癒を助ける効果があると考えられています。ゴロゴロ音の振動(20〜150Hz)は、骨密度の向上や組織の修復を促進する可能性があり、怪我や病気の時に猫がゴロゴロ音を発するのは、自己治癒の一環であると言われています。

ストレスや痛みの緩和: 病気や怪我をしている猫がゴロゴロ音を出すことがあり、これはストレスや痛みを和らげるためとも考えられています。ゴロゴロ音は猫にとって癒しの効果があり、心地よさを感じさせるため、苦しい時にもこの音を出すことがあります。

コミュニケーション: ゴロゴロ音は他の猫や人間とのコミュニケーション手段としても機能します。母猫と子猫の間でゴロゴロ音を使って安心感を伝えることがあります。子猫は生まれてすぐにゴロゴロ音を出すことができ、これにより母猫に「自分は安全で安心している」というメッセージを伝えています。

ごろごろ

また、猫のゴロゴロ音は人の副交感神経を優位にしたり、セロトニンの分泌を促進させる効果もあるそうです。人の健康にも効果があるなんて驚きですね。

それではまた!