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若山動物病院ブログ

活性化酸素とメラニン

台風10号の影響か雨が降ったり止んだりで、気温もさほど高くはありません!
雲の合間から陽の光がさすこともありますが、夏の眩い陽射しと言えるモノではありません。

あの夏の、まばゆいばかりの陽射しだったら気をつけたんですが・・・
曇っていたし気温もさほどだったので、何も気にせずに1時間くらい庭仕事してたんです。

しかも・・・
地球温暖化からオゾン層が減り、昔に比べて紫外線量が大量に降り注いでいることを忘れてました。

いやぁ~顔と腕の皮膚がピリピリ・・・
日焼けじゃん!

紫外線は皮膚に良いことはありません!
こんなチョットの時間でも、皮膚は傷んじゃいます!

まず紫外線の刺激から皮膚がダメージを受けますが、その際に細菌などからカラダを守るために「活性酸素」が作られます。
そして次に活性酸素が皮膚にダメージを与え無いように「メラニン」が作られます。

これが陽に当たると皮膚にメラニンが増えて、皮膚が黒くなる理由です。
つまり日焼けは紫外線から皮膚の細胞がダメージを受けるのを防ごうとする、カラダの防衛反応の一つなんです。
皮膚が黒くなりやすいヒトの方が、黒くなりにくいヒトよりダメージが少ない事になります。

だからと言って、黒くなるのが良い訳じゃありません。
長い期間、陽に当たり続けると「日光角化症」と言う病気を引き起こします。
これはカラダの中で陽の良く当たる場所に出来る、「皮膚がん」です。
しかも、このところ急激に増えている病気なんですって!

そう言えば昔の事ですが…
海辺のパラソルに隠れて、薄切りレモンを顔に貼っていたヒトを見かけた事があります。
それって、レモンパックって言うヤツですよね!
ビタミンCが配合された化粧品のCMが見られた、美白が流行った時期でした。

後日ですが……
レモンには紫外線を浴びると皮膚にダメージを与える「光毒性」がある事を知りました。
だからレモンの汁が皮膚に付いたままでいると、皮膚が火傷をしたようになったり強い炎症を起こしちゃうんですって!

そのヒトは、それを知らなかったんでしょうね…
ムラのある日焼けになった?
それとも凄い日焼けになった?なんてチョット思いました。

そう言えば、キュウリの薄切りを顔に乗っけていたヒトも見たことあります。
冷たいキュウリは、気持ちが良いんでしょうね!

私は顔と腕がピリピリなので、当院オリジナルの保湿剤を塗りながらメンテナンスです!
この保湿剤はワンちゃんの乾燥肌からの痒みを防ぐため、ヒトの化粧品を作っている会社に依頼し作ったモノです。
当然「ヒトが使ってもOK」なので、冬の間も良く使ってました!

そうそう、ワンちゃんのサマーカットは日焼けの原因にもなるので注意が必要です!!
気をつけましょうね。