若山動物病院ブログ
老化を治すって
WHOがヒトの老化を疾患として登録したとか、しないとか、そんな話を聞きました。
つまり登録されると、老化は病気って事に?
もしそう考えるんだったら、なんか複雑で難しいような気がします。
老化には「生理的な老化」と「病的な老化」の二つあります。
生理的な老化は、誰もが経験する避けられないモノ!
病的な老化は、予防すればある程度は防げるモノ!
病的な老化とは老年病になる前の状態、いわゆる何もしないでいると老齢病になってしまう状態です。
しかも両者の区別は曖昧で、ハッキリとはしていません。
そして「歳をとって死ぬのは、燃え尽きた火が自然に消えていくようなもの」と思ってました。
でも老化を病気としたら、治せるって事なんでしょうか?
治るのなら、治してほしいですよね?
そしたら老齢病で苦しむヒトも減り、元気になれるヒトが増えます。
そもそも老化とは何ぞや?です。
加齢と老化は違います。
加齢に伴い、カラダの機能と活力が落ちることが老化です。
加齢は時間経過を言い、その対象は生き物だけではありません。
しかし老化は、生き物であれば誰にでも起こる加齢に伴う変化です。
「老化を治せるか治せない」は、加齢によるカラダの変化を知る必要があります。
なんか大変そうです!
まぁ~、長生きの秘訣は病気にならない事です!
そのためにも、未病の状態を維持です。