千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。

１０月になったというのに今日も朝から湿度が高く、日中の気温が３０℃を超える真夏日となりました。
２日（水）にも気温が３０℃を超えましたが、１０月に２回も真夏日になったのは５年ぶりだそうです。
１０月になってまだ４日しか経っていないので、もしかしたら今後も３０℃を超える日があるかもしれませんね (´∀`; )

そんな暑い今日は金曜日。
当院では毎週金曜日に病院内のお花たちが入れ替わるようになっています。

先週はナナカマドの枝が広く伸びて秋らしい色合いをしていた受付のお花ですが、今週は可愛らしい色合いのお花がたくさん！
この中でも特に気になったのは２つ。

１つは院内のお花でよく見かける『ケイトウ』

ケイトウはその見た目が鶏のトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれています。
毎回見るたびに「鶏のトサカというより烏骨鶏だよな…」とか「脳みそみたい…」と思ってつい気になってしまいます。

ケイトウは世界には約４０〜５０種類ほどあると言われ、全体写真にも写っている穂先のような形をしたピンク色の植物もケイトウなんです！

ケイトウは紫陽花やカラーと同じく花びらがない植物で、よく見るフワフワとしている部分は茎の先が変形してできた「花序（かじょ）」と言われる部位でその根本に隠れるようにして花びらのない小さな花が密集してついています。

もう１つ気になったのは、この赤い実のような植物。

これは『ローゼル』という植物でアフリカ原産のハイビスカスの一種です。
ローゼルはその高い栄養価と効能から古代インドやエジブトでは不老長寿の秘薬として重宝されおり、あのクレオパトラも美容品として愛用していたうえにファラオの墓からローゼルの種が発見されたんだとか。

近年ではスーパーフードの一つとして注目されていて、種は炒め物にして葉はサラダや煮込み料理にして食べられ、萼はジュースやジャム・ハーブティーなどに使われています。

さまざまな使い方をするローゼルですが、その中でも特に珍しいのが「塩漬け」
ローゼルの塩漬けで作ったおにぎりはかなり美味しいらしく、一度は食べてみたいですね (*´▽`*)

院内のお花は今日から１週間の期間限定です。
来院した際には、院内外の植物にも目を向けてみてくださいね！