若山動物病院ブログ
またまた誤食発見！
またまた健康診断で見つかった、誤食！
誤食とは食べモノでは無いモノ、カラダに有害なモノを食べてしまう行為です。
犬、特に仔犬は好奇心旺盛で、食べ物以外の物を口にすることが少なくありません。
誤食は家の中でも、散歩中にでも起こる可能性があります。
そのため気を付けていないと、命に関わるような事も起こりかねません。
犬にとって危険な物としては、例えばチョコレートやタバコなど、また靴下や文房具類、家庭用洗剤、薬、ゴミ箱の中の物など、台所やリビングルームなどに屋内に普通にある物が原因になります。
また散歩の途中で、小石や木の枝など環境中にあるものも原因になります。
誤食の原因
見慣れない物や新しい匂いのする物を口に運んでみたり、口に入れてみることでその物が食べられるかどうかを確認しようとする「犬の本能的な行動」があります。
ストレスを感じていたり退屈していると、無駄吠えや家具を噛むなどの問題行動が現れ異物を飲み込んしまうことがあります。
誤食の症状
今回は健康診断で見られた誤食で、飼い主さんもビックリ！
飲んだものによっては、このように無症状の事もあります！
一般的には食べた物により異なりますが、以下のような症状が見られます。
- 食欲や元気が無くなる
- 嘔吐や下痢、血便
- 震えや興奮
- 息切れや、呼吸困難
- けいれん
- 貧血や黄疸
- 腹痛や便秘
- 腸閉塞
誤食の対応と予防
誤食した場合には、飲み込んだ物によっては出来るだけ早く処置を受けることです。
そのためにも誤食した物が何であったかを正確に把握することです。
誤食は未然に防ぐことが最も重要です。
そのためにも環境の整備と、日々の観察を怠らないことが重要です。