若山動物病院ブログ
メインテナンス
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
今日からしばらくの間、当院は外装のメインテナンスに入ります。
立派な足場が組まれてちょっとしたアトラクションのような見た目になりました!
見慣れない足場に病院犬のルーサーが警戒モード炸裂でよく吠えるため、もしかしたらみなさんにもその声が届いてしまうかもしれません ヾ(;´Д`●)ノ
いつもより見た目も音も騒がしくなっていますが、診療はいつもと変わらずおこなっていますので、何かありましたらご来院お待ちしております。
病院が外装のメインテナンスをしている中、皮膚のメインテナンスにやってきたのはトイ・プードルのニコちゃん ∪・ェ・∪
ニコちゃんは季節の変わる頃になると定期的に皮膚のメインテナンスに来ています。
季節の変わり目でもある今の時季は、皮膚トラブルが多くなる季節でもあります。
10月〜11月にかけては寒暖差が激しい期間になり、皮膚が寒暖差を感知すると皮膚のバリア機能と潤いを生み出すために必要な酵素が減少してしまい、皮膚自体の機能が落ちてしまいます。
皮膚の機能が低下すると皮膚の新陳代謝が落ちて毛細血管の血流が減り、皮膚の保水力がさらに低下して乾燥が進んでしまい、敏感肌へとなってしまうのです。
乾燥して敏感になった皮膚は少しのことでも痒みを感じやすくなったり、炎症による赤みや細菌に負けて湿疹ができたりしてしまいます。
ニコちゃんの皮膚もよく見てみると、全身のあちこちに赤みや湿疹によるカサブタができていました。
今回はクレンジングオイルを使ってカサブタをすべて取り除き、シャンプーをしながら皮膚に不足している水分を補充して、最後に潤いを逃さないようにしっかりと保湿をかけていきました。
これからどんどん気温は下がり空気が乾燥していきます。
皮膚の潤いとバリア機能を保つためにもしっかりと水分の補給と保湿をして、血流維持のために体を冷やさないように気をつけていきましょう。