若山動物病院ブログ
再確認
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
10月は長引く暑さに心身ともにグッタリとするような日々だったのに、11月になってからは秋らしい陽気に変わり一段と寒暖差が身に染みるようになりました。
寒暖差が身に染みるようになってくると気をつけなければいけないのが『飲水量』
気温が下がってくると喉の渇きに鈍くなり、自然と飲水量が減ってしまいます。
水分が不足すると血流が悪くなって体が冷えやすくり、さまざまな病気を引き寄せてしまいます。
「うちの子はちゃんとお水は飲んでいるから」と思っている方も多くいますが、実際にどれくらい飲んでいるのか測ってもらうと、1日に必要な水分量を摂れていない子がほとんどです。
病院で暮らしているワンコたちも本格的に寒くなってくる前に水分摂取量の確認と見直しをすることに。
ワンコたちはみんなで同じ水飲み皿を使っているので1頭ずつの飲水量を測るのはとても困難です。
なので、3頭全員でどれだけ飲んでいるのかの確認とオシッコの色や量・回数などをチェックしていきます。
いろいろと確認していくと、やはり病院犬たちも夏と比べて飲水量の低下が見られました。
これからも健康で元気に過ごしてもらうために、飲水量を増やす工夫の一つとして美味しいお水を作ることにしました!
今回使っているのはヨーグルトとペットIgGの2つ。
ヨーグルトは腸内の細菌バランスを整えて腸内環境を良くし、ペットIgGは季節や加齢によって低下しやすい免疫力を高めてくれる効果があります。
お皿にヨーグルトをスプーン1杯とペットIgGを体重分入れたら200〜300mlのお水で溶いていきます。
美味しいお水ができることを知っているシロちゃんは、準備の段階から近くで待機して楽しみに待っていてくれます (*´︶`*)
美味しいお水が入ったお皿を出すと、みんなすぐに飲み始めてあっという間に飲み干してしまいます。
病院で暮らしている子たちも13歳を過ぎ、いろいろと体に不調が出てくる年齢になってきました。
水分補給をしっかりとして病気に負けない体づくりを続けていきます!