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看取りで知っておきたいこと

看取りで知っておきたいこと

家族の一員であるワンちゃんや猫ちゃんとの死による別れは、辛いものです。
最期を見守ることを「看取り」と言います。

今回は看取りについて、皆さんが疑問の思えるようなことなどについてお話ししました。

目次

看取りを迎える前に知っておくべきこと

看取りは快適で穏やかな最期を迎えられるようにすることが目的であり、専門的なケアは必ずしも必要ではありません。
しかし看取りには、最期の時を迎える際の「知識」は必要です。
また「死は必ず訪れる」という「覚悟」も必要です。
後悔しないためにも、最期の迎え方を考え、必要な「準備」をしておきたいものです。

死の兆候に気づく

最後まで寄り添ってあげられるよう、亡くなる前の変化を見逃さないようにしてあげて下さい。

食欲が落ちたり寝ている時間が増える、動きが鈍くなるなど「その時」を迎える兆候に気づくことは大切です。
これらの変化は避けられないものです。
しかし、そのような時間にどう寄り添うかで最期の時間が大きく変わります。

飼い主さんが感じる不安や悲しみは当然のことです。
その感情を無理に押し込めず「今この瞬間」を大切にすることが重要です。

看取りはどこで?

最期を、どこで迎えるかは家族にとり大きな問題です。

動物病院で? 自宅で?
どちらを選ぶかです。
しかし、どちらで迎えても後悔する事があります。

動物病院で迎える場合には、「どのような状況になっても対処してもらえる」という安心感はあります。
しかし家族がいつも傍にいられる訳では無いため、最期に立ち会えなかったと後悔をする事があります。

自宅で迎えた場合には、その場には獣医師や動物看護師は居ません。
また看取りに必要な知識が不足している場合もあります。
その為、もっと何かできたんじゃ無いか。もっとしてあげられる事があったんじゃ無いか、また動物病院にいれば、何かあったときにカラダが楽になったのではと、後悔することがあります。

しかし最期まで寄り添ってあげられ、看取る事ができた事は何ものにも勝る思い出になります!

最期の時を穏やかに迎えるためには?

  • 共に過ごすには、どのようにしたら良いのか?
  • 酸素吸入や点滴は必要なのか?
  • 亡くなる時には、どのような状態になるのか?
  • 亡くなった後はどうするか?
  • 安楽死をどう考えるか?

などなど、様々な話をしました。

最期は自然な形で迎えられるのが理想だと思うのです。
そのためにも慌てず、そばにいてあげることが最高の愛情表現では無いでしょうか?