若山動物病院ブログ
アンチエイジング
こんにちは。千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
飼っているワンちゃんにはいつまでも若々しくいてほしいですよね。人でも色々な方法でアンチエイジングされている方が多いと思います。
今回は犬の認知症にはどんな症状があるのか、どんな対処法があるのかお話ししていきたいと思います。
犬の認知症とは
犬の認知症は、人間の「認知症」とよく似た状態です。
脳の機能が低下し、記憶力や判断力に影響が出る ことで、さまざまな行動の変化が現れます。
- 夜中に突然鳴き始める
これまで静かに寝ていたのに、夜中に意味もなく鳴き続ける ことはあります。
昼夜の区別がつきにくくなり、不安から夜鳴きをする犬が多いです。
- ぐるぐる同じところを歩き続ける
同じ場所を延々と回る ような行動は、脳の混乱によるものです。何かに夢中になっているのではなく、無意識で動いてしまっていることが多いです。
- トイレを失敗するようになる
これまで完璧だったトイレが突然できなくなることがあります。
場所がわからなくなったり、排泄の感覚が鈍くなったり するのが原因です。
- 飼い主を認識できなくなることがある
名前を呼んでも反応が鈍い、目の前にいるのに気づかない…という場面が増えるときは、脳の老化が関係しているかもしれません。
認知症防止法
認知症は完全に防ぐことは難しいですが、進行を遅らせること は可能です。
毎日の散歩を欠かさない
外の刺激は脳を活性化します。無理のない範囲で、新しいルートを歩いたり、においを嗅がせたりしましょう。
おもちゃや知育玩具を活用する
脳トレになるおもちゃや、フードを入れるパズル型の玩具 はおすすめです。楽しみながら脳を使えるので効果的です。
スキンシップを増やす
撫でたり声をかけたり するだけでも、愛犬は安心します。コミュニケーションが増えることで、不安感が軽減されます。
<若山動物病院小話>
話は変わりますが、今日は飼い主様からマンゴーの甘酒をいただきました。年末でもあまり甘酒は飲まないのですが、すごく飲みやすく美味しかったです。ありがとうございました。^_^
それではまた。