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若山動物病院ブログ

好酸球性皮膚炎って?

こんにちは。

千葉県佐倉市「若山動物病院」の松田です。

わんちゃんやねこちゃんが繰り返し皮膚をかゆがったり、赤みや腫れが見られたことはありませんか?今回は好酸球性皮膚炎についてご紹介します。

目次

好酸球性皮膚炎

好酸球性皮膚炎とは、体の中の「好酸球」という白血球の一種が皮膚に集まることで起こる炎症です。かゆみや赤み、しこりや潰瘍などが見られ、犬や猫でそれぞれ少し違った症状を示すことがあります。

好酸球は、体にアレルギーの原因物質が入ったときに反応する免疫細胞です。ノミアレルギー、食物アレルギー、環境アレルゲン(ハウスダスト、花粉 など)、 寄生虫(ノミ・ダニ・内部寄生虫 など)などの原因が関係していると言われています。

症状

犬に見られる症状としてはお腹やわき、耳、口のまわりにかゆみや赤み、舐めすぎによる脱毛や色素沈着
時に皮膚にしこりのような腫れが見られます。

猫は上唇や舌にできる潰瘍、皮膚や口の中にしこり、お腹や内股にできる赤い盛り上がりができます。

好酸球性皮膚炎

診断、治療

診断には皮膚の状態や細胞診をすることが多いです。場合によっては皮膚の一部を切り取って病理検査を行うこともあります。

治療としては、アレルギーの原因を探し、取り除く(ノミ予防、食事療法など)抗炎症薬や外用薬や痒み止めなどを使います。場合によっては長期管理が必要なケースもあります。

大切な家族が少しでも快適に過ごせるよう、早めの対応と継続的なケアを心がけていきましょう。