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若山動物病院ブログ

年齢に合わせたケア

ケア

シニアのワンちゃん猫ちゃんの健康を守る秘訣は、年齢に合わせたケアを行うことです。
では、どのようにしたら良いのでしょうか?

目次

もう年だから仕方ない?

ワンちゃん猫ちゃんは年を重ねると、ゆっくり歩くようになったり、寝ている時間が長くなったりしますよね。
そんな姿を見て「年だから仕方ないか」と思ってしまう飼い主さんも多いとは思います。
でも実はその変化、年齢だけのせいじゃないこともあります。

腎臓や心臓の病気、関節の痛み、歯のトラブルなど、体の中では「チョットした異変」が隠れている・・・
そんなこともあります。

「年だから仕方ない」じゃダメってことなのね!
「チョットした異変」に気がついてあげれば、元気に過ごせる時間を増やせることもあるってこと!

シニア期に多い「あるあるトラブル」

腎臓のトラブル

特に猫ちゃんに多い病気です。
腎臓は悪くなっても、初期には症状がわからないものです。
しかも気づいたときには、病状が進んでしまっていることも多々あります。

水をよく飲む、オシッコの量が増える、体重が減る・・・
そんなサインに気がついてあげなくちゃ!

心臓のトラブル

小型犬に多い「心臓の弁の病気」などです。
散歩で疲れやすくなったり、夜に咳をすることもあります。

早めに気づけば、薬で長く元気に過ごせます。

足腰のトラブル

「散歩に行きたがらない」
「階段を嫌がる」
これは年齢のせいではなく、足腰の関節に痛みがあるかもしれません。

関節を守るサプリを使ったり、リハビリで改善できることもありますもんね!

歯のトラブル

口臭が強くなる、固いものを食べたがらない。
そんな時は歯周病かも。
しかも歯の病気は、カラダ全体に悪影響を与えるんです。

そうそう『歯周病は万病の元』
口の中の健康は、体全体の健康につながってる!

シニアケアの基本は「ちょっとの工夫」

「シニアケア」って聞くと、大変そうに思えるかもしれません。
でも実際は、日常生活のチョットした工夫で改善することもいっぱいあります。

  • ごはんは消化しやすく栄養をしっかり
  • 床にマットを敷いて滑らないようにする
  • 冬は寒すぎないように、夏は涼しくして体温調整を助ける
  • 散歩も短くても毎日コツコツ。軽い運動が一番の健康法です

「うちの子に合った工夫はなんだろう?」
そう考えることが、最高のシニアケアなんです。

動物病院と一緒にできること

飼い主さんの工夫に加えて、動物病院だからできることもあります。

  • 年に2回の健康診断(血液や尿のチェック)
  • 必要に応じたお薬やサプリメント
  • 症状に合わせたリハビリや運動プラン
  • シニアに合わせた予防接種やケアの調整

病気が見つかったら治すのではなく「健康なうちから守る」のが、シニアケアの大切なポイントって言うわよれ!

飼い主さんへ

シニア期は「お別れが近づく時間」ではなく「一緒に過ごす時間をもっと深く味わえる大切な時間」です。

散歩がゆっくりになったら、一緒に景色を楽しみながら歩いてみる。
寝ている時間が増えたら、そっと隣に座ってみる。
そんな風に寄り添えば、「幸せを感じる時間」が増えるとは思いませんか?

まとめ

シニア期のワンちゃん猫ちゃんに必要なのは「もう年だから仕方ない」という諦めではありません。
その子の年齢に合わせたちょっとした工夫やケアで、健康寿命はぐんと伸ばせます。
「大切な家族と一緒に過ごす時間を増やすために!」今日からできるシニアケアを始めてみませんか?