若山動物病院ブログ
小さな獣医さん、命の誕生を体験!
本日千葉県成田市で開催された 「動物フェスティバル2025」に参加してきました。
秋晴れの中、家族連れの来場者でにぎわいました。
当地域の獣医師会が行ったのは獣医師体験コーナー「帝王切開手術で赤ちゃんを取り上げよう」です。
しかも、なんと5時間に192件の手術が行われたのです。
「小さな獣医さん」誕生
レントゲン写真や超音波検査の画像を見る子供たちの眼は大きく開き、手術を行うことになった理由などを真剣に聞き入ってます。
中には、緊張とワクワクが入り混じった表情の子もいました。で
用意されていたのは、ぬいぐるみの母犬・母猫の手術モデル。
お腹の中には、子宮に入った小さな赤ちゃんが!
小さな獣医師さんは、現役獣医師にサポートされながら手術器具を手に持ち「帝王切開」の雰囲気を体験です。

赤ちゃんの誕生
お腹を切ると、そこには子宮が!
そして子宮を切ると中には赤ちゃんが・・・
「赤ちゃんが見えてきたよ!」と声をかけられると、子どもたちの眼は一気に輝きました。
いよいよ赤ちゃんが取り出される瞬間。
取り上げた赤ちゃんは臍の緒を切って、ふかふかの綿の布団の中に!
「わぁー!」「かわいい!」と大きな歓声も!
見守っていた保護者の方々からも「ほんとうに赤ちゃんが生まれたみたい!」と感動の声が聞こえてきました。
今年の特徴は、大人の方の参加が多かったということです。
命の大切さを学ぶ時間
この体験の素晴らしいところは、ただ「獣医さんごっこ」をするだけではなく、命が誕生する瞬間を疑似体験できることです。
スタッフの先生が「赤ちゃんが生まれてくるときはね、みんなで命を守るために頑張るんだよ」と説明すると、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
中には、「わたしも将来、動物のお医者さんになりたい!」と話す子もいました。
見守る親御さんたちは・・・
スマートフォンで写真や動画を撮りながら、わが子の真剣な表情に眼を細めていました。
「命の誕生を体験できるなんて、すごくいい経験」
「動物を大切にする気持ちが育ちそう」
そのような声も聞かれ、親子そろって楽しめる時間となっていたのが印象的でした。

まとめ
動物フェスティバル2025で行われた 獣医師体験「帝王切開手術」。
子どもたちは赤ちゃんを取り上げる体験をし、命の尊さを学びました。
保護者にとっても、わが子が真剣な表情で命と向き合う姿は、忘れられない思い出になったのではないでしょうか。
このイベントを通じて、多くの人が「命を大切にする心」を育むきっかけとなったように思います。