若山動物病院ブログ
元気だからこそ
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
医療や獣医療の進歩、フードの栄養バランスの向上、そして快適な飼育環境の整備により、ワンちゃん猫ちゃんたちは昔よりずっと長生きできるようになりました。
ギネス世界記録では、最も長寿のワンちゃんが29歳5ヶ月、猫ちゃんは38歳3日。
日本で最も長寿のワンちゃんは26歳9ヶ月、猫ちゃんは36歳まで生きた子がいるそうです。
『アニコム 家庭どうぶつ白書2024』によると、犬の平均寿命は14.2歳、猫の平均寿命は14.5歳と報告されています。
ワンちゃん猫ちゃんの長寿化にともない、人と同じように増えてきているのが「がん」「心臓病」「腎臓病」といった慢性疾患です。
これらはどれもゆっくりと時間をかけて進行していく病気で、初期のうちはほとんど症状が見られません。
たとえば「がん」は見た目や食欲に変化が出るころにはすでに進行していることもありますし、「心臓病」では軽い咳や疲れやすさから始まり、気づいた時には重度の逆流や心不全を起こしてしまうケースもあります。
また、「腎臓病」は腎臓が一度壊れると元に戻らないため、早めに見つけて生活や食事を整えることがとても大切です。
こうした慢性疾患の多くは、早期発見によって進行を遅らせたり、治療の選択肢を広げることができる病気です。
「元気そうに見えるから大丈夫」と思っていても、体の中では少しずつ変化が始まっているかもしれません。
だからこそ、最低でも年に一度、7歳を超えてからは半年に一度の健康診断がおすすめです。

血液検査やエコー、レントゲンなどを組み合わせることで、見えないサインを早く見つけることができます。
大切な家族がこれからも笑顔で元気に過ごせるように、日々のケアと定期的な予防をおこなっていきましょう。