若山動物病院ブログ
理想の体型へ

こんにちは。
千葉県佐倉市「若山動物病院」の松田です。
涼しくなって過ごしやすい季節になると、犬や猫の食欲も上がります。
「ついおやつをあげすぎてしまう」「うちの子太っていないですか?」
という声をよく聞きます。この時期注意していただきたいのは肥満になってしまうことです。
少しの体重増加が、関節や心臓、内臓に負担をかけてしまうこともあります。
どういった体型が理想なのか、みてみましょう。
理想体型をチェック

動物病院では「ボディコンディションスコア(BCS)」という指標を使って体型を評価します。お家でも、次のポイントを参考にチェックしてみてください。
理想的な体型(BCS3/5)の目安
上から見て「ウエスト」が少しくびれている
横から見ると、お腹が少し引き上がっている
胸を軽く触ると、肋骨がうっすら感じられる
肥満傾向(BCS4〜5/5)のサイン
触っても肋骨が分かりにくい
お腹まわりが丸い・くびれが見えない
お散歩や階段で疲れやすい
ここからは体重をキープするための方法や習慣についてお話ししていきます。
フード量を見直す
活動量によって同じ量をあげていても太ってしまうことがあります。
体重を毎週チェックして、少しずつ調整していきましょう。
目安は1週間で体重の2〜3%以上増えていたら、フード量を見直すサインと言われています。
食べすぎ防止の工夫
早食い防止食器や知育トイを使って、ゆっくり食べさせる。
フードを少しずつ分けて1日3〜4回に分けてあげる。
自動給餌器の利用も便利です。
運動の質を上げる
わんちゃんの場合お散歩の距離より「時間と質」を意識。においを嗅がせながらのんびり歩くのも良いです。
ねこちゃんの場合キャットタワーやおもちゃを使って上下運動を増やしてみてください。
1日10〜15分でも運動の時間を取り入れてみると良いと思います。