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若山動物病院ブログ

乾燥に負けない皮膚を!

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。

今年の春頃から皮膚の状態が低迷している病院犬のシロとロイス ▽´• ﻌ •`▽
皮膚の状態が良くなってきたかと思ったら、またカサブタができて脱毛が広がってを繰り返し、体のあちこちにクレーターのような穴が開いているように見える状態が続いています。

夏の暑さや湿気が落ち着いてきて、ようやく皮膚の状態も落ち着くかと思いきや、2週間ほど前から皮膚炎が増加!
同じ頃から病院犬ルーサーも体を痒がるようになったので、今度は秋冬の乾燥が皮膚の状態に影響を与えているようです ヽ(;´Д`)ノ


皮膚の乾燥には保湿が第一!
まずはシャンプーで不要な汚れや皮脂を落としていきます。

あわあわロイス
不要な汚れや皮脂は痒みの原因に!


シャンプーをして皮膚にたっぷりと水分を含ませたあとは、液状の保湿剤をかけて一次保湿!

滝行シロ
水分を含んだ皮膚に保湿をしてあげることで、皮膚のバリア機能を回復しやすくしてくれます。


しっかりとタオルドライをしたあとは、クリーム状の保湿剤を塗って二次保湿!

タオルルーサー
クリーム状の保湿剤を使うことで、水分の蒸発を防ぎ、時間が経っても潤った皮膚を維持しやすくしてくれます。

皮膚を乾燥させないように注意しながらドライヤーをかけ、最後にもう一度、クリーム状の保湿剤を塗って三次保湿!


最後に、体の内側からも保湿をするために、美味しいスープでたっぷりと水分補給!

うまうまシロロイスルーサー
脱水によって皮膚にトラブルをおこすこともあります。

このあとは、痒みの程度や皮膚トラブルの状態に合わせて、同じ処置を定期的におこなっていく予定です。


「皮膚は内臓の鏡」ともいわれ、皮膚の病気には内臓の異常に関連があるものがあり、皮膚に現れた症状を観察することによって隠れた内臓の病気を見つけ出すことができることもあります。

見た目の美しさは毛の状態で判断されることが多いですが、美しい毛を生やすには健康的な皮膚が必要不可欠!
皮膚の健康は、皮膚自体の状態だけでなく、しっかりとした食事や睡眠、適切な運動など、身体的にも精神的にもストレスのない状態であることが大切です。

体の痒みはストレスにつながるので、皮膚の状態に合わせた保湿をして、乾燥に負けない皮膚を作りましょう!