若山動物病院ブログ
猫の効能

我が家には猫が5頭ほど同居しているのですが、そのうちの一頭が夜になると寄り添ってくれるんです。
腰や足元あたりに丸くなって・・・
その行動には可愛さだけでなく、ヒトへの心身に好影響が隠れていることをご存じでしょうか?
目次
猫が寄り添うのは「ただ好き」だけではない
猫がヒトに寄り添うには、行動学的に理由があります。
胸の上に乗る=安心の確認・状態把握
心臓の鼓動や呼吸のリズムを感じ取れる
ヒトの状態(落ち着いているか、興奮しているか)を判断しやすい
行動学的には、信頼と愛着のサインとも言われています!
足元で寝る=最適な温度と安全性
布団のくぼみと体温が、猫にとってカラダが包まれたハンモック状態になります。
しかも、ヒトの寝返りの衝撃が少ないエリアでもあります。
温度・形状・距離感のバランスが、猫にとりとっても良い場所なんです。
猫が寄り添ったときに、ヒトの体で起きること
猫は、そばにいるだけで人の身体に科学的な変化を起こすことがあるとされています。
呼吸と心拍数が安定し、自律神経が整う
適度な重み(深部圧覚)が呼吸をゆっくりにする
副交感神経が優位に働く
幸福ホルモンの分泌が増える可能性
寄り添い・目線・触れ合いが刺激になる
これはヒトの親子関係で見られる反応と似た作用です
ストレスホルモン低下の報告も
リラックスによる心的負担が軽くなる
緊張状態から解放される
相談したほうが良いケース
飼い主さんの睡眠が著しく妨げられる
猫が「離れられない」「不安で鳴き続ける」
体調変化(息が荒くなる、寝方が突然変わる)
行動の変化は、健康状態のサインになることもあります。
まとめ
猫が寄り添う行動には、行動学的な意味・身体への影響・感情の交流が重なっています。
胸の上→安心の確認
足元→快適と信頼
呼吸の同調→自律神経の安定
オキシトシン→幸福感の高まり
「一緒に眠る」ことは、ただの習慣とは言えません。
これは、ヒトと猫にとっての心身の回復の時間でもあるのです。