佐倉市の動物病院なら若山動物病院|千葉県佐倉市にある犬猫が病気にならない「未病」の領域に特化した動物病院

  1. ホーム
  2. 若山動物病院ブログ
  3. 顔に出来ちゃったコブ

若山動物病院ブログ

顔に出来ちゃったコブ

アゴに出来ちゃった腫れ物・・・
触ると柔らかいし、痛がらず嫌がらない。
そんなワンちゃんの手術を行いました。

そう言えば、日本の昔し話にホッペタに「こぶ」ができているおじいさんの話がありますよね。
そう「こぶとりじいさん」という・・・
片方のホッペタに「こぶ」がある良いおじいさんと悪いおじいさんの話です。

良いおじいさんは、鬼に「こぶ」を取ってもらったのですが・・・
悪いおじいさんは、鬼に「こぶ」を取ってもらえなかった・・・

鬼は、きっと外科医だったんでしょうね
二人のおじいさんの顎の「こぶ」は、きっと軟部腫瘍だったんです。
そんな腫瘍には、良性もあれば悪性もあリます。

良いおじいさんの「こぶ」は、きっと良性腫瘍・・・
でも悪いおじいさんの「こぶ」は、悪性だったんでしょうね。

取らなかったと言うことは、手術の承諾を得られなかったのかもです。
ちゃんと調べて手術を受ければよかったのにね、何があったんでしょうね?

そんなこぶとりじいさんの「こぶ」ですが・・・
昔し話を研究しているお医者さんたちは、「耳下腺腫瘍」じゃないかと考えているそうです。
耳下腺とは、耳の下にある唾液をつくる腺臓です。

ちなみ今回手術した子の腫瘍は「毛芽腫」で、「耳下腺腫瘍」じゃありませんでした。

この毛芽腫は毛包胚細胞由来の腫瘍で、頭部と頚部に最も頻繁に発生します。
しかも完全に切除すれば、局所再発はないといわれています。
もちろん今回の腫瘍も、きっちりと切除されていました!

ブログタグ: