若山動物病院ブログ
超〜盛り上がりは良いのだが・・・
さぁッ~
我が家の子の健診、健診!
歯をきれいにしよ
そんなことで健診を始めたところ
あらら、、、
レントゲン写真をチェックしていた看護師さんの、ブツブツ声が
あららららッ
ここに石が・・・
胆石があるよ!胆石だよ!!
その声に・・・
看護師の皆が、レントゲンのモニター前に集結!
胆石があるの?
小さいの?大きいの?
大きさは?
待って、今大きさ測るから!
・・・・結構大きよ
1cm以上もある・・・
胆石は胆嚢の中に出来てしまう、石です。
ちなみ胆嚢は胆汁を溜めておく袋で、胆汁は脂肪の消化を助ける仕事をしています。
そんな胆汁は元々はサラサラの液体ですが、ドロドロの泥状(胆泥)や硬い胆石を作ってしまうことがあります。
どうするの?
この大きさだし、このままじゃマズイでしょ?
もし胆石が胆管に詰まったら危ないじゃん?
あのさ胆石の原因って細菌感染もあるんでしょ?
この大きさにまでなったら、胆管には詰まらんよね!
まぁ〜
もし破けたら細菌性の腹膜炎を起こかも
胆石は薬では、溶かせないもんね。
こりゃ〜命に関わる状態に陥りますなぁ〜
ンンンn、手術かいな・・・・
そんなこんなで、看護師さんたちは超~盛り上がり!
胆石があると、胆嚢炎や胆嚢破裂の危険があります。
そのため胆嚢の手術で取ってしまうのが一般的とも言われますが・・・
いやぁ〜
高齢だし胆嚢摘出手術は、チョイ考えちゃうッ!
無症状だし経過観察しまぁ〜す!
胆石があっても無症状のことも多く、経過観察をすることもあります。
そのようなことから、この子も胆石は様子をみることになりました。
そして胆嚢の状態の確認のため、定期的に超音波検査を行うことで決着!
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