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若山動物病院ブログ

輸血したい・・・

今日も輸血についての電話があった・・・
と言うか、このごろ猫ちゃんの輸血関連の問い合わせが多いんです。
しかも、その多くは飼い主さんからの問い合わせなんです。

輸血が必要なんですが、かかりつけの病院は輸血はしないんです。
そちらでは輸血できると聞いたんで、今から輸血しに行きたいのですが・・・

直ぐにと言われても、直ぐには無理なんですよ!
輸血するには、いろいろな準備が必要なんです。

なんか拒否しているように思われちゃいそうで、心苦しい!
でも実際に、直ぐには輸血できないんです!

協力するにも状況が全くわかりませんでした。
そのため飼い主さんから直接の連絡じゃなく、担当獣医師さんからの説明が欲しい。
そう思いました。

私どもは、保存血を持っていません。
また動物の世界には、ヒトのような血液センターもありません。

輸血をするには、その都度献血しなくてはなりません。
また緊急時に備え、ドナー登録もお願いしていますが・・・
やはり血液を直ぐには用意できません!

つまり・・・
輸血が必要になった時に、献血を募っているのです。

そして・・・
もしご協力くださる猫ちゃんがいたら、その子の体調や血液を調べます。
そこでOKなら適合検査を行い、マッチしたら献血して頂き輸血です。

うちの子に輸血をしたいの、猫を貸して欲しいんです。
もしよければ・・・
かかりつけの病院へ連れて行きたいんです。

輸血が必要な時って・・・
切羽詰まった状況な時なのは、とっても良くわかります。
だから心情的には、わかるのです・・・

献血をしているのは病院の猫、そしてご協力頂いてる飼い主さんの猫なんです。
当然、輸血にご協力いただいてる猫ちゃんはお貸しすることはできません!

献血は、体調を崩さないように年に2回しかできません。
もしそれ以上行うと、心臓などに不調が出てしまうことがあります。
病院の猫はいつもギリギリの状態なんです!

ちなみ輸血を行う理由には
ケガなどの出血以外にも、いくつかあります。

その一つに『血小板減少』です。
血小板は血液の中にある成分で、血管から血が漏れ出たり出血を抑える働きをしています。

そのため・・・
何らかの原因により血小板が少なくなると、出血したり出血が止まらなくなります。
その結果貧血となり血圧の維持や酸素の運搬に支障が出て、危険な状態になることがあります。

免疫異常から血小板が減り、眼の結膜に血が漏れ出ちゃいました!

ちなみ血小板って・・・
血管の中を流れている時には、血管の壁の近くを流れているんですよ!
血液って均一に流れてはいない・・・
不思議じゃ無いですか?

でもこれって、血小板の仕事上は都合の良いことなんです。
その理由は・・・
血管が傷付いたら、血管の壁の近くにいたほうが血管の修復に即対応できますもんね。
体の構造と言うか働きって、すごく無いですか?