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若山動物病院ブログ

楽しいドライブ!

今日も気温が高く暖かいですが、気温も下がりワンちゃんも元気に散歩も楽しそうです。
もう紅葉の時期は過ぎちゃいましたが、ワンちゃんや猫ちゃんと車でお出かけも楽しいですよね!

でも車が苦手だと楽しさも減ってしまいます。
特に車酔いはワンちゃんに多くみられます。
もし車酔いにでもなってしまったら、お出かけが嫌いにもなりなりかねません。

車酔いは「乗り物酔い」とか「動揺病」とも言われますが、対策をとることで防げることもできます。

目次

車酔いの原因

車の揺れと視覚情報のズレから

耳の中にある三半規管と耳石器からの情報により、体の平衡感覚が保たれています。
しかし車の振動や揺れにより三半規管と耳石器からの情報量が多くなるのと、車窓や車内の眼に見える情報とに脳がズレを感じ混乱してしまい脳がそれらの情報が処理しきれなくなってしまいます。
そうなると自律神経の働きに乱れが生じ、その結果車酔いとなり様々な症状があらわれてしまいす。

つまり車の振動や揺れにより、平衡感覚や自律神経に乱れが生じ車酔いが起きてしまうのです。

車内のニオイから

芳香剤など車内の様々なニオイは、ヒトよりも嗅覚が優れている動物たちには不快となることが多く、その結果車酔いが起こると言われています。

心理的なことから

車が怖い・車に乗り慣れていない、過去に車酔いの経験があるなどの精神的ことからの不安やストレスから、車酔いが起こると言われています。

車酔いの対策

乗る前の対策

車に乗る2~3時間前までにフードを少なめに食べさせ、運動を行い酔い止めの薬を飲ませます。
また車内の芳香剤などニオイを放つものは撤去しておきます。
車酔い対策の一番は日頃から車に乗る練習をし、お出かけが好きになってもらうことです!

乗車中の対策

乗車中の対策としては、いつもより静かで安全な運転と車内換気を心がけ、こまめな休憩を取ります。
また車酔いの症状が出ていないか、こまめにチェックします!
車内での体勢の安定と、不安定を除くために固定したクレートの中で静かに過ごさます。
そのためにも、クレートトレーニングは大切です。

車酔いしたら

車酔いの症状が見られたら車を停め、外の空気を吸わせ休憩しましょう。
もし走行中に吐いてしまったら、車を路肩に停め冷静に対処しましょう。
万が一に備えて車内にティッシュやペットシーツ、ビニール袋などの掃除用品を用意しておくと何かのときに便利です。

車酔いは車に乗ってる時間や距離によっても、症状が出ないこともあります。
車酔いし易い場合には、徐々に時間や距離を延ばして慣れるようにしてあげましょう!