若山動物病院ブログ
いろいろなダニ
佐倉市の『若山動物病院』の新垣です。
今回は「ダニ」についてです♪
ダニと言われてすぐに思い浮かべるのはマダニの方が多いのではないでしょうか～？
「マダニ」
マダニは草むらや藪に潜んでいて、体にくっついて噛みつき血を吸います。
マダニは様々な感染症や寄生虫を運びます。
ワンちゃんがマダニに噛まれて感染する有名なものだとバベシア症(貧血を起こす病気)があります。
ヒトでもライム病やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの致死率の高い感染症を引き起こす可能性がありますので、マダニに直接素手で触れないように注意しましょう⚠
マダニの他にも皮膚の表面に潜むダニの種類もいます。
ニキビダニや耳ヒゼンダニが皮膚に潜むダニの一種です。
顕微鏡で見るとよく分かりますよ( *´艸｀)
「ニキビダニ」
別名:毛包虫やアカラスとも呼ばれます。
実はこのニキビダニはほぼすべてのワンちゃんやヒトの毛穴の中にいると考えられています！
普段は悪い影響はありません。
しかし、体の免疫力が低下するとニキビダニの数が増えてしまい皮膚炎を起こしたりします。
「耳ヒゼンダニ」
耳ヒゼンダニに感染している子から感染します。
強い痒みが発生し、頭を振ったり耳を執拗にかいたり…真っ黒い耳垢が出ます。
ダニの予防は春から秋にかけてのシーズンにと言われていましたが、
現在では地球温暖化の影響もあり一年中の予防をオススメしています！
外に出る機会が少ない子でも、私たちが外から服などにくっつけて持ち込んでしまい感染してしまった…なんてこともありましたので、しっかりと予防していきましょう⚠
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