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若山動物病院ブログ

カエルちゃんからこんにちは

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。

今日は2024年になって最初のニホンアマガエルちゃんに遭遇。
ニホンアマガエルは体長2〜4.5cmほどの大きさで丸い鼻先と色鮮やかな緑色の体が特徴。

ニホンアマガエルちゃん

しかし今回遭遇したのは茶色い体のニホンアマガエルちゃん。
実はニホンアマガエルは体の色を変化させることができる子たちで、普段よく見かける緑色から濃いグレーと幅広く変化することができるそうです。
二ホンアマガエルは黒・黄・虹色の3層の色素細胞を持っていて周りの環境や温度・湿度・明るさなどによってホルモンが分泌され、皮膚の色素細胞を拡張・収縮することで体の色を変えているんだとか。
たまにその色素細胞が突然変異をおこしたり遺伝的に欠乏していることがあり、5〜10万匹に1頭の確率で黒色色素細胞が欠乏した全身黄色のアルビノ個体が生まれることも。
黄色のアルビノ個体は昨年7月に新潟県で発見されニュースになっていましたよね。
ちなみに黄色色素細胞が欠乏した子は全身が青くなるそうです。


3月頃から繁殖のために水田などに姿を現すようになるためお散歩道の途中やお家の周りでも出会うことが多くなるニホンアマガエルですが、お家で暮らしているワンちゃん猫ちゃんにとっては注意しなければならない存在なのです。

鼻先でツンツンしたり手でちょいちょいとつつくと飛んだり跳ねたりして楽しい動きについ夢中になってしまいい、思わずパクッと食べてしまうとお腹の中に『マンソン裂頭条虫』という怖い寄生虫が発生してしまう危険性があります!

マンソン裂頭条虫
マンソン裂頭条虫 体長215cm

マンソン裂頭条虫は他の消化管内寄生虫と比べても寄生力が強く、飲み薬での駆虫が大変な寄生虫の一つです。
寄生初期の頃は無症状であることが多く、ほとんど見つけることができません。
しかしヘビやカエルなどを食べて寄生数が多くなると、慢性的な下痢を繰り返したり痩せてきてしまったり。
マンソン裂頭条虫は体が硬く長い虫なので体の小さな子や猫ちゃんに寄生してしまうと、最悪の場合は腸閉塞をおこしてしまうこともあります。

1番いいのはマンソン裂頭条虫に寄生させないこと!
猫ちゃんは完全室内飼育を心がけ、ワンちゃんはお散歩中の行動に注意しつつヘビやカエルなど拾い食いをさせないように気をつけることが大切です。