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若山動物病院ブログ

血液型

千葉県佐倉市『若山動物病院』の植松です。

こんにちは、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

雨の日が増えてきましたね。
今日は寒いですが、湿気と暑さがどうにも辛いです。

髪の毛がまとまりにくかったり、食中毒や熱中症が気になったり…

私は蚊に刺されるのが嫌で嫌でたまりません!
なぜ顔を刺される前に気がつけないんですかね(T^T)

蚊はいつでも人を刺すわけではありません。
人を刺すのは産卵時のメスだけで、卵の栄養源として血液を吸っています。

産卵時の蚊は、体温や湿度・吐く息や皮膚から出る二酸化炭素・汗などに反応して人を感知しています。

つまり、、、
①体温が高い人→体温が高い人のところに蚊は寄ってきます
②肥満傾向の人 →吐く息が多く、汗をかく太めの人は刺されやすい傾向があります
③やや汗かきの人→滝のようにダラダラ汗をかく人よりも、肌がジットリしている程度の方がむしろ刺されやすくなります
④黒い服を着ている人→蚊は白黒で見えていて、黒や紺など濃い色を好みます
⑤お酒を飲んでいる人→アルコールが分解される際に発生する、大量の二酸化炭素によって蚊が集まりやすくなります
⑥血液型がO型の人→血液型の中でO型の人が最も蚊に刺されやすいというデータがあります

ワンちゃん・ネコちゃんは毛に覆われているので蚊が刺しづらいのですが、人のように蚊を追い払ったりしない分、まぶたや鼻・耳などを刺されてしまうことが多いです。

ちなみに蚊に刺されやすい血液型は、1位から順にO型・B型・AB型・A型といわれています。

これはワンちゃん・ネコちゃんにもいえるのか?

そもそもワンちゃん・ネコちゃんにも血液型という概念はあります。

ワンちゃんは、国際的に認められているのは13種類です。
人間のABO式とは異なり、DEA式でDEA1.1型やDEA1.2型・DEA3型という風に呼ばれています。

ネコちゃんは、3種類でA型・B型・AB型の3つに分類されます。
多くのネコちゃんはA型で、B型はペルシャやソマリ・スフィンクスなどの猫種に時々みられ、AB型は非常に稀です。

人間と一緒で輸血をする場合には、ワンちゃんネコちゃんも抗原(異物=与える側)と抗体(免疫機構=受ける側)が問題となります。
これが合わないと急性溶血反応のような事態をもたらすため、適合する血液を探すことが必要です。

クロスマッチ
ヘマトリーダー

当院では、供血犬としてシロ・ロイス・ルーサー、供血猫としておきくが頑張ってくれています。
この子たちと、クロスマッチ(交差適合試験)をし、必要なときは輸血をしています。

人間の病院と同じように、輸血をしなければ致命的になってしまうような場面もあります。
当院では、皆様の愛犬・愛猫にも献血のご協力をお願いしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。