AEDが、通信機器が組み込まれているタイプになりました。
これによりAEDが、常に最善の状態で管理されるようになりました。
見た目は前のタイプとあまり変わらないのですが、チョットだけ小型になりました。

AEDとは「Automated External Defibrillator」の略で、日本語では「自動体外式除細動器」と呼ばれる「管理医療機器」です。

「除細動」とは「細動」つまり「心臓の筋肉がけいれん」した状態を「取り除く」ことです。
「心臓の筋肉がけいれん」をした状態になると、心臓は全身に血液を送ることができません。
この状態を「心室細動」と言います。
しかもそのままの状態にしておくと、亡くなってしまいます。
心室細動の唯一の治療方法が、このAEDなどで心臓電気ショックを与えることです。

ただ「心室細動」だからと言って、心臓に電気ショックを与えればどんなときでも成功するとは限りません。
電気ショックの成功率は「心室細動」が起きたらたら、１分ごとに約7～10％低下していくと言われています。
つまり１分ごとに死へと近づいいくため、「除細動」は１分１秒を争うような処置です。

救急車の到着を待っていたら、亡くなってしまいます。
そのため、当院では10年以上も前からAEDを院内に設置することにしたのです。
そうすれば、救える命もあります。

玄関から入って、右側の壁に設置されています。

AEDの使用にあたっては、操作方法を音声や光で丁寧にガイドしてくます。
ガイドに従い行えば、問題もなく簡単に使用することができます！
「心室細動」を起こすと６秒で意識を失い、３分後には脳に重いダメージを受けると言います。
ですから、ためらわずに使用して下さいね。

使用に際しては、機器に組み込まれた心電図が心臓の状態を自動的に解析します。
そして電気ショックが必要な場合にのみ、自動的に電気ショックが流れるようになっています。
ですので、安心して使用して下さいね！

AEDは、一般の方でも簡単で安全に使用ができる医療機器です！