若山動物病院ブログ
二卵性双子
我が家には猫が5頭、その中に「主水;もんど」と「昴;すばる」と言う名の猫が居ます。
昴は眼脂が少し出て結膜が赤いので、大事をとってPCR検査中です。
この2頭は血の繋がった双子の兄弟で、元保護猫です。
保護された方から話を持って来られた時は、どちらか１頭をと思っていたのです。
しかし顔を見たら別れ別れは可哀想と思い、一緒に迎え入れることに決めました。
子猫はヤンチャ。
でも２頭の先住猫たちから、たっぷりの愛情と厳しい教育を受けながらスクスク育ちました。
そのためか、キッチリ家のルールを守っています。
最初は双子の猫を飼うのは初めての経験なので、興味津々だったのです！
兄弟で仲が良いのだけれど・・・
肩に乗るは、頭を踏み台にして高いところに駆けあがるは、走るは飛ぶは跳ねるはで運動量はすごい。
しかもパソコンのキーボードの上に座り、フリーズ。
この時はチョット後悔しましたが、楽しさには負けます。
食べてる時と寝てる時は、物静かで平和な時が流れるのですが・・・
大きくなって顔に違いがありますが、歩く姿や後ろ姿はそっくり。
フードを食べてる時なんかは、全くよくわかりません。
しかし成長するに従い、徐々に性格の違いが出て来たんです。
猫は一度の排卵で、多数の卵子を放出する「多排卵動物」です。
そのためヒトで見られるような、一つの受精卵が胎内で分かれて双子になることは少ない、と言うか見た目がそっくりでも一卵性の双子はほぼいないに等しいと言われています。
そのため、同時に生まれた子でも父親が違うって事が普通にあります。
しかしこの２頭、毛質も毛色も同じなので父親は同じかと勝手に思ってます。
ふたつの卵子が、それぞれ精子と同時に受精して生まれた双子です。
この場合は、遺伝子情報は50％同じものを持っているそうです。
って事は、似てるところが半分って事？
遺伝子だから、違うか。。。