若山動物病院ブログ
胃腸に優しさを
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
7月に入ってから一段と湿気のジメジメを感じるようになってきました。
湿度が高いと体内の水分が汗や尿として外に排泄できずに体内に溜まってしまい、体内の消化吸収と水分の代謝がうまくできなくなって消化不良をおこしやすくなってしまいます。
そこに暑さを和らげるための冷房が加わることで体が冷えてしまい、下痢や嘔吐などの消化器症状が出てしまうのです。
そんな夏の湿気に疲れた胃腸におすすめな商品がこちら!
『ストマックケア』
通常のドライフードは消化されるまでに12時間以上かかるものがほとんどで、消化がいいと言われているフードでも10〜12時間はかかるそうです。
たまに「ドライフードはお湯でふやかすと消化にいい」と聞きますが、実際はそうではなく、逆に消化が遅くなることがわかっています。
さらにウェットフードに関してはドライフードよりも胃からの排出が遅いので、その分消化に時間がかかります。
『ストマックケア』は名前にもなっているように「ストマック」つまり「胃」にかかる負担が少なくなるように設計された国産ドライフードです。
優しさその1:ふやけやすさ
「ふやけやすさと崩壊性」に優れた主原料の使用と独自の配合設計により、胃からのフード排出をスムーズにおこなえるようにすることで消化にかかる胃への負担を軽減してくれます。
1回量をしっかりと与えても12時間以内に消化できるようになっているため、絶食が求められる術前や胃腸に負担をかけたくない術後や病気療養中にも最適。
優しさその2:消化管の健康維持
善玉菌の餌となるフラクトオリゴ糖と可溶性食物繊維である難消化性デキストリンを配合することで腸内フローラを整え、腸の蠕動運動を促進して健康的な腸内環境を維持してくれます。
優しさその3:カリウムの強化
カリウムは筋肉の収縮や神経伝達に関わり、過剰な塩分を体外に排出することで体内のミネラルバランスを保つ働きがあり、カリウムを摂ることで体内に溜まった水分を余計な塩分と一緒に外へと排出することで体内の消化吸収と水分の代謝を改善してくれます。
また下痢や嘔吐をしているとカリウムは失われてしまうので、そんな時にも強化しておきたい成分です。
脂質を制限
胃腸が疲れている時に脂質が高いものを食べると胃腸に負担をかけ、胃もたれをおこす原因にもなります。
適度に脂質を制限することで消化時間を短くして胃腸への負担を軽減します。
粒のサイズは最近のドライフードと比べるとやや大きめですが、厚みがないので食べやすくなっています。
胃腸に優しいご飯なので、消化吸収能力がまだ発達しきっていない子犬ちゃんにも食べさせてあげることができます。
『低脂肪』タイプはより脂質が制限されているだけでなく塩分も控えめになっています。