「がん」の治療方法で知られているのは、手術、抗がん剤、放射線です。
これを「がんの三大療法」と言いますが、今ではそれに加えて第四の治療方法に免疫療法があります。

ちなみ当院では、免疫療法として活性化リンパ球療法、樹状細胞療法、ナチュラルキラー細胞療法などを行ってます。

ただ病院で行うだけが、免疫療法じゃありません。
家でも行える、免疫治療があります

だからこそ、「がん」に罹った子の飼い主さんに言う事があります。
「がん」に打ち勝つには、免疫力が大切なんですよ～

その為には、お腹を冷やさない事、笑顔、そしてピンクのフリフリのスカートを着て家の中をスキップをするようなの感じで家事をしてねって！

ピンクの服？
ええええ、この歳でそれは無いわよ！
それにピンクの服なんて、持ってない

皆さんの返事は、だいたいが同じような内容です。

多くの飼い主さんは、我が子に腫瘍が見つかると心痛くなってしまいます。
そのような時、お家で行える免疫療法の説明をするんです。
それが「腹巻き、笑顔、ピンクの服」の三つなんです！j

免疫力を高める色、それは赤色やオレンジ色じゃないの？
まぁそうですけどね。
特に「オレンジ色」には免疫力を上げる効果があるとは言います。

身の回りには、様々な色が使われています。
気を引かせたい場合には、白地に赤文字！
注意を喚起するには、黒と黄色の組み合わせ！

色には、その色独特の心理的な効果もあります。
そうなんですよ、例えばピンク色です。

ピンク色には「幸福感」や「安心感」の効果があります。
また闘争心なども減るそうです。
でも、ここでは赤色やオレンジ色じゃ無くピンク色が大切なんです。

ピンク色は情熱とか興奮とか言われる赤色と、純粋とか清潔などの意味がある白色を組み合わせた色です。
つまり赤色と白色の双方パワーを併せ持ち、そのバランスで微妙に感じ方が変化します。
赤色が多いと情熱的に、白が多いと優しい感じになります

ピンク色でも、チョット濃いめと少し淡い色で比べたら・・・
淡い感じの方が攻撃性や怒りを沈めてくれる効果が大きいため、少し淡いピンク色を「クールダウンピンク」とも言うそうです。

お怒り爆発の時に淡いピンク一色の部屋の中に入ると、程なく心静かになってくるそうです。
程なくって言っても15分程度だそうなんです。

ピンク一色ねぇ・・・って思っちゃいますよね。
でも実際に、海外ではの刑務所や学校などで使われているそうです。

看護師さんがピンクの洋服を着てるのは、女性だからだけじゃありません。
来院した方の気持ちを落ち着ける効果を狙っていることもあります！
しかもクールダウンピンクは見るだけでなく、身に着けることでも効果があります。

じゃ何故、家でピンクの服着るかって？

病気の子が居ると、特に「がん」なんて病気だと家の中は暗いムードになってしまいます。
気持ちが暗くなるとドンヨリした空気で溢れ、食も進まなくなってしまいます。
笑顔も出ません！

そのような飼い主さんを見た、我が子もドンヨリです。
それって免疫力が下がってしまう状態です。

でもピンクの服着て軽やかに動けば気分も変わりますし、周りのヒトにも影響します。
もちろん、病気の子にも影響します。

そして「腹巻き」
お腹の冷えは腸への血流を悪くし、腸内に住む細菌がバランスを崩してしまいます。
いわゆる腸内フローラ（腸内細菌叢）のバランスの悪化です。
その結果、免疫機能が落ちてしまいます。

笑いは・・・
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、またNK細胞が活性化され免疫力がUPされます。
つまり笑顔が、笑いが無くなるのも免疫力が落ちてしまう原因となります。

まぁ、このような事からピンクの服なんですが・・・
実際に服を着なくても、気持ち的に明るくなろうって事なんです！