若山動物病院ブログ
水を買ってるんですけど・・・
猫に飲ませてる水、健康に良い水を1本頂きました。
そして飼い主さんから「軟水だから買ってるの」って説明がありました。
軟水は健康に良いとネットにも書いてあるし・・・・
でも〜実際はどうなのかしら?
猫に飲ませる水について、良く語られるのが「軟水と硬水」の事です。
軟水は飲ませても問題は無いが、硬度の高い硬水はカラダに良く無いと言う意見です。
つまり硬度が高くなると、ミネラル分の過剰摂取となり泌尿病につながるリスクがある。
だから硬度の低い「軟水」を飲んだ方が良い、そう言う事なんです。
いわゆる水の成分が、猫の健康に影響を与える恐れがあるよ。
そのような事なんです。
水の硬度は、水1リットル当たりマグネシウムとカルシウムが何mg含まれているかで示されています。
日本での一般的な分類
区分 | 硬度 |
軟水 | 100㎎/L 未満 |
硬水 | 100㎎/L 以上 |
WHO(世界保健機関)での定義
区分 | 硬度 |
軟水 | 60㎎/L 未満 |
硬水 | 120㎎/L 以上 |
本の水道は軟水が多いと言いますが、実は千葉県の木更津市の水道水は硬度100mg/L以上なんです。
熊谷市の水道水も、硬度100mg/L以上です。
基本的に、関東地方は硬度が高いみたいですよ。
でも、そのような地域に住む猫に特に腎臓病や尿石症が多いとは聞いた事がありません。
ひょっとして,その地域の猫って軟水を飲まされているんでしょうか?
そのような事は,ありませんよね。
水の中のミネラルを語るのなら,フードの中のミネラルはどう考えたら良いのでしょうか??
ある会社のドライフード100グラム当たりのカルシウム量は700mg、マグネシウムは60mgとなっていました。
合わせ「100グラム当たり760mgです。
WHOで言う硬水は1L当たり120mg以上、つまり「100ml当たり12mg以上」です。
フードと比べたら,水の中のミネラル量は超少ないと思いませんか?
基本的に健康な猫であれば、硬度の高いミネラルウォーターを与えても問題は無いぞ,そう考えています。
それに一般的な硬水はカルシウムの量は多いけど、マグネシウムの量はそれほど多くはありません。
そのためストルバイト結石は出来ずらいため、硬水がストルバイト尿石症の原因となることは無いと思ってます。
ミネラルの事を語るなら,水よりもフードの方ですよね!
ちなみ猫の尿石症の予防は、飲む水の量ですよね!
しかも腎臓病も,脱水が原因となってますし・・・・