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若山動物病院ブログ

病院で使うガス・笑気

病院で使うガス・笑気

笑気は亜酸化窒素(N2O)も言い、全身麻酔に使用される麻酔ガスの一種です。
無色透明で、ほのかに甘いニオイがするガスです。

笑気と言う名前から「吸ったら笑っちゃうようなガス」と思われている方もいるそうです。
実際には「笑ったような顔になる」ことが「笑気」と呼ばれることになった由来です。
一説には、お酒に酔ったような感じになるらしいですよ!
そのようなことから、笑気が発見された当初はパーティなどで、場を盛り上げるために使われていたそうです。

笑気には痛みを感じにくくさせる鎮痛作用と、 不安を減らしてリラックスさせる抗不安作用があります。
そのため、麻酔をする際に麻酔薬と併用して使用されています。
ただ麻酔作用は余り強くないため、手術の際に単独で使用することはありません。

笑気は吸入を始めると、その効果は結構早く現れます。
また吸入をやめると、とても早く効果が消失します。

呼吸器や循環器は笑気の影響を受けることが少ないため、重い呼吸器障害がある以外はほとんど使うことができます。
また副作用もほとんど無く、吸うとすぐに効果が現れ、止めるとすぐに回復します。
体内で分解されることがほとんど無いため、体に負担がかかることもありません。