若山動物病院ブログ
しっかり予防2nd💉
こんにちは。
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
もうすぐで7月も終わり8月になりますね。
お子様が夏休みに入るという方も多いと思います。
普段日中にいない人がずっと家にいるという環境の変化も神経質なワンちゃんネコちゃんだと体調に影響が出てしまうことがあるので注意してくださいね(^^;)
さて、今日は以前に犬の混合ワクチンについてお話ししたと思いますが、今回は猫の混合ワクチンについてお話ししていきたいと思います。
混合ワクチンとは?
混合ワクチンは、複数の感染症に対する予防効果を持つワクチンです。これにより、猫ちゃんがさまざまな病気から守られるようになります。一般的な猫の混合ワクチンには以下の病気に対する予防効果があります。
予防出来る病気
1.猫カリシウイルス感染症:呼吸器系に影響を与えるウイルスで、くしゃみ、鼻水、口内炎などの症状を引き起こします。詳しくはDr.nyanのすこやかコラムで紹介しています。ぜひご覧ください。
2. 猫ウイルス性鼻気管炎:こちらも呼吸器系の病気で、風邪のような症状を引き起こします。
3. 猫汎白血球減少症:重篤な病気で、下痢、嘔吐、食欲不振を引き起こし、特に子猫にとっては危険なです。
4. 猫クラミジア感染症:結膜炎や呼吸器症状を引き起こします。
5. 猫白血病ウイルス感染症:症状としては体重減少、貧血、食欲不振、発熱など
ウイルスが免疫系に影響を与え、二次感染を引き起こしやすくなります。
ワクチンスケジュール
・生後6〜8週: 初回接種
• 生後10〜12週: 2回目の接種
• 生後14〜16週: 3回目の接種
• その後: 年に1回の追加接種
こちらのスケジュールはあくまで目安になりますので、その子状態によっては日にち前後や回数が変更になる場合もございます。その場合は先生と相談して決めましょう。
副作用について
混合ワクチンは一般的に安全ですが、まれに副作用が発生することがあります。軽度の副作用には、注射部位の腫れや痛み、軽い発熱、食欲不振などがあります。まれにアレルギー反応が発生することもあり、その場合は速やかに病院にご相談ください。
まとめ
混合ワクチンを接種することで、猫ちゃんが致命的な病気にかかるリスクを大幅に減らすことができます。また、定期的なワクチン接種により、免疫力が高まり、猫ちゃん同士の感染拡大を防ぐことができます。予防が出来る病気には他の子にも感染ってしまうこともありますので、多頭飼いの方や外出する猫にとっては、ワクチン接種はとても重要です。