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若山動物病院ブログ

アイカラー👀

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の新垣です。

ネコちゃんの目はキラキラなビー玉みたいに透き通っていて、色とりどりで見ていて楽しいですよね!
今日は目の不思議についてご紹介します♪

目の色は「虹彩」と呼ばれる、瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する部分の色が見えています👀
私たちヒトも同じ仕組みで、日本人は虹彩が黒や茶(黒目)だったり、ヨーロッパ系の方は青(碧眼)だったりするのです。

おきく

ネコちゃんはヒトよりも目の中で虹彩の占める部分が多いので、よく色が見えるのですね!

ネコちゃんの目の色は、虹彩に含まれるメラニン色素量で決まります。
その虹彩のメラニン色素量は、個々のもつ遺伝子(DNA)によって変わるそうなのです(。-`ω-)

同じ親から生まれたきょうだい同士であっても受け継いだ遺伝子が少しずつ違うので
違う目の色になることも多いのです(=^・^=)
…猫種によっては目の色がはじめから決まっていることもありますよ♪

たとえば毛色にポインテッドをもつシャム、バリニーズ、ラグドール、スノーシューといった猫種の子は「ブルー」、
バーミーズは「アンバー(イエロー/ゴールド)」などなど、猫種によりスタンダードになっていることもあります(^_-)-☆

私の家のブリティッシュショートヘアのレオくんは…

レオ

橙系の「アンバー」です♫
ブリティッシュはさまざまな色の目を持つ子がいますが、その中でも多い色は「アンバー」や「カッパー」なのだそうです(*’▽’)

そして目の色はその種の原産の地域でも傾向があるそうですよ!

温暖で日照時間が長くて浴びる紫外線量が多いアジアやアフリカなどのルーツをもつネコちゃんは色素が濃くなり、
寒冷で日照時間が短くて紫外線量が少ないヨーロッパ系にルーツをもつネコちゃんは色素が薄くなる傾向が強いのだとか!!!

色素の薄い色を左から順に…
ブルー<グリーン<ヘーゼル(緑×茶のグラデーション)<アンバー(イエロー/ゴールド)<カッパー(銅色)
と主な色が並びます♪

ネコちゃんは色素が一番濃くても「カッパー」で、黒い子はほとんどいないそうです。
(真ん中に見える瞳孔は黒ですけれどね)
そう言われると、真っ黒な目の子は見たことないです!驚きですΣ(゚Д゚)

みなさんのおうちの子はどんな色の目をしていますか~??