若山動物病院ブログ
冷えちゃったのかしら?
なんか仕草が、おかしい!
そのような事で、スタッフが我が子を連れての出勤です。
仕事柄、健康状態に対しての直感があります。
と言うか、いつもと違うと感じる飼い主の直感なんでしょうか!?
トイレでの仕草が、何か変って事なんです。
この所、猫の膀胱炎やら尿石症などの泌尿器関係のトラブルでの来院が増えてます。
何ででしょうね?
思いつくのは、エアコンの冷えからなんでしょうか?
スタッフの連れて来た子は、尿石症でした。
尿石症とは腎臓、尿管、膀胱、尿道、つまりオシッコに関係する場所に結晶や結石ができる病気です。
オシッコ検査をすると、こんなにも石がいっぱいです。
大きな石が無いかを超音波で検査すると・・・・
白くポチポチと見えるのが、結石というか結晶です。
大きな石はありませんが、膀胱の中には粒々の結晶がいっぱいです。
こんなにもいっぱいなのに、思いっきりの頻尿にもなってません。
見られた結石は「ストルバイト」
オシッコがアルカリ性に傾くと出来やすい結石です。
ちなみ「ストルバイト」は若い猫に多いとされています。
そして高齢になると「シュウ酸カルシウム」が多く見られるようになります。
このストルバイトは、オシッコの中にマグネシウムやリンなどのミネラル成分が多いと出来やすくなり。
また水の飲む量が少ないと、オシッコが濃くなってしまうことも原因の一つです。
もし結石が尿道に詰まってしまってオシッコが出なくなってしまったら、場合によっては亡くなってしまうこともあります。
もしも尿道に結石が詰まってしまったら、トイレに行ってもオシッコが出ない。
出ても出づらい。
ぞのため、トイレの中で考え事をしているような感じになってしまいます。
しかも幾度もトイレに通います。
また治っても、再発しやすい病気なので予防が大切になります。
詳細をお聞きになりたい場合には、この猫の飼い主であるスタッフが実体験を織り交ぜて説明させていただきます!