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若山動物病院ブログ

するどい嗅覚

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の新垣です。

ゴハンやオヤツの袋をガサゴソをするだけで、ワンコたちは目をキラキラさせて期待の視線をくれますよね~!
本当に何で察知しているのかと毎度思ってしまいます。

音も関係しているとは思いますが、やはり鋭い嗅覚で私たちの分からないような匂いの変化があるのだろうなとも最近は思っています( *´艸`)

犬種によって多少の違いはありますが、一般的にワンコの嗅覚はヒトの100万倍優れているといわれています👀
「ヒトよりも100万倍優れている」というのは、もとの匂いが100万分の1に薄まっても、ワンコたちは匂いを感じ取ることができるという意味なのです!

パグやシーズーなどの鼻の短いワンコは一般的な犬にくらべ鼻腔の面積が狭いため、匂いを集めるのがちょっぴり苦手だとされています。
それでももちろん、私たちよりも圧倒的に優れた嗅覚を持っています(▽・w・)♪

地面の匂いはもちろん、訓練をすれば空気中の匂いも意識して嗅ぎ分けることが出来るようになるそうです!

ルーサーの匂い嗅ぎ

そしてワンコには第2の鼻と呼ばれる器官鋤鼻器(じょびき)」、別名ヤコブソン器官というものがあります(; ・`д・´)
鼻腔の下辺りに存在していて、主にフェロモンを感じ取る役割を持っている器官なのだそうですよ!!
フェロモン以外にも、匂いのない化学物質も嗅ぎ分けることができるといわれています。

感情なども匂いは一見なさそうですが嗅ぎ分けることができているともいわれています(;゚Д゚)

普通の匂いを嗅ぎ取る部分とは違う場所にあることで、他の匂いの収集・分析と混ざってしまうことはないのだそうです!!

私たちで例えると、肉まんを食べながら同時にカレーも別物として美味しく食べれる…ということでしょうか??
めちゃくちゃ優秀ですね✨✨

ちなみに私たちヒトにも鋤鼻器(じょびき)はありますが、完全に退化しているため機能はしていないそうです。

圧倒的な嗅覚を持つワンコたちですが、暑い日は嗅覚がにぶりやすいといわれています。
熱のこもった体の温度を下げるためにハァハァと口呼吸(パンティング)をすることが増えるからです。

なお、警察犬や災害救助犬を対象とした調査によると、炎天下でのワンコの嗅覚は最大40%も落ちるそうです(◎_◎;)
40%はかなり大きいですね!

ワンコたちはお散歩のときや、何気ないときもよく匂いを嗅いでいますよね(´ω`*)
匂いを嗅ぐというのは一種のストレス解消法でもあるのだとか!

匂い嗅ぎをしている最中は集中させてあげるといいですね♪