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若山動物病院ブログ

試験問題

まだ20年までにはなりませんが、動物看護師の学校の先生をしていた時がありました。
木曜日の休診の日に、品川駅から地下鉄に乗って通勤ラッシュに揉まれて通ったんです。
地下鉄の混み方ったら、ホームへと降りる動きも取れずにすごかった!

いやぁ〜いつもの生活とは違った世界を知った、貴重な体験でした。
その時教えた学生も、今じゃ30歳を超え中には40歳を迎えたヒトも居る事でしょう。

そしてまた、学生に講義をすることになったのですが・・・
今回は混んだ電車に乗ることが無いし、長期では無く単発の授業です。

しかも1、2年生を対象としたものを、と言うことなんです。
特に1年生は、犬に痴呆があったり介護が必要だったりという事を知らない生徒も多いそうなんです。
そのため一般向けに行っているような「基本的な老犬介護とその対策」について、そのような依頼でした。

いつも講義をしていて、思う事があるんです。
それは話してる内容を、どれだけ理解しているのかなって!
もし理解しにくい内容であれば、スライドや話し方を変えなくてはなりませんし・・・
そこを、いつも思い悩むんです。

講義の後に話した内容についての、理解度チェックするのどうかなぁ〜って思うのです。
でも学生たちは、絶対に嫌がりますよね!

10月1日の講義に向け、スライド作り頑張ってます!
伝えたい事、わかって欲しい事多々あります。
動物病院に就職して即役に立つ知識の、供給です。

ちなみこれは床ずれ(褥瘡)についての、過去の試験問題です。
多くの生徒さんは、良い点数とります。
やはり皆さん一生懸命なんです、だから応援しなくちゃ!
そう思って、上位の生徒に本を贈りましたが役に立ったかしら・・・

試験問題例

下記の文章を読み、数字の書き込んである【 】内に入る適当な単語を下記から選び、またアルファベットの書き込んである【 】内に入る適切な単語を書き入れなさい!

「褥創」とは「床擦れ」の事です。 褥創の原因は、病気や老衰の為に【14】の状態になり、自分の重さで皮下組織や筋肉に【15】を起こした結果起こるもので、腰や肩、肘、顔の頬など、皮膚の下にすぐ【16】ような場所に多く見られます。

 症状的には皮膚が【17】程度から皮膚に【18】状態、その傷から【19】状態など様々です。 褥創を治療するにあたって、治癒に大きく関わる要因は、【20】、大きさ、深さなどの【21】、年齢、【22】、【23】などで、傷は一つとして同じものはありません。

【A】とは擦過傷などの創傷や熱傷などの治療の際に、従来の【24】と【25】を使う事を否定した治療方法です。 治療の内容から、閉鎖療法、【26】とも呼ばれる事があります。 傷口の内部に【24】を入れる事を避け、感染症の誘因となる【25】や【27】を十分に取り除き、患部を【28】させないように【29】に保ち、再生組織を殺さないように処置する事で【30】の再生を促すものです。 【29】を保持する為に食品用ラップを用いる事から、【B】と呼ばれています。

1.皮膚炎、2.寝たきり、3.化膿した、4.赤くなった、5.青くなった、6.皮膚が破けた、7.異物、8.骨が見えている、9.骨がある、10傷の状態、11.傷の大きさ、12.傷の場所、13.血行障害、14.栄養状態、15.基礎疾患、16.ガーゼ、16.包帯、17.消毒薬、18.患部、19.皮膚の汚れ、20.乾燥、21.濡れた、22.湿潤状態、23.壊死組織、24患部、25.潤い療法、26.レーザー療法、27.穴が開いてしまった、28.褥創療法