若山動物病院ブログ
雨の日☔
こんにちは。
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
皆さんは、雨が降る前にペットの犬や猫の様子がいつもと違うと感じたことはありませんか?実は、低気圧が動物に与える影響は思ったよりも大きく、特に敏感な子では、行動や感情に変化が現れることがあります。今回は、低気圧と犬猫の関係についてお話ししていきます。
- 気圧の変化が引き起こす不安やストレス
低気圧が接近すると、気圧の変化によって犬や猫が不安を感じることがあります。ヒトも、気圧の低下で頭痛や体調不良を感じることがありますが、動物も同様にこの変化を敏感に感じ取ります。急にソワソワしたり、いつもよりも神経質になったりする場合、それは低気圧の影響かもしれません。
- 関節や体の痛みの増加
特に高齢の犬や猫、または関節炎を持っている子は、低気圧が原因で体の痛みが増すことがあります。気圧の変化により、関節や筋肉に負担がかかるため、動物が痛みを感じやすくなります。このため、天気が悪い日に動きたがらなかったり、元気がなくなることもあります。
- 行動の変化
低気圧によって、犬や猫が普段と違った行動を見せることがあります。例えば、いつもよりも眠くなったり、活動的でなくなるケースがあります。逆に、極度の興奮や不安を示す場合もあります。これは、気圧の変化を感じ取り、それに反応しているからです。
- 天候の変化を予測する能力
よく「犬は嵐を予測できる」と言われますが、実際に犬や猫は低気圧に伴う天候の変化を感じ取ることができるそうです。嵐が近づくと、犬が急に隠れようとしたり、猫がソワソワし始めることがあります。このような行動は、気圧の変化を察知し、警戒しているためです。
- 個体差も大きい
すべての犬や猫がこのように反応するわけではなく、反応の程度は個体差があります。特に敏感な子ほど、気圧の変化に対して強く反応する傾向があります。
低気圧と犬猫の関係はとても興味深く、どれほど自然の変化に敏感かを改めて感じさせられますね。
それではまた!