若山動物病院ブログ
木の実
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の新垣です。
病院の駐車場をお掃除していたときにふと目に入った細長いナニカの実。
豆類…のような実の形と生り方をしています(`･ω･´)
けれど、その実の周辺を見渡すとヤシの木しか目に入りません
このヤシの木の実はオレンジ色の丸くて小さいものが生るので、違うのです(。-`ω-)
ではいったいナ二ノ実なのでしょう？？
とても気になってしまったので、
実について調べてみると「ノウゼンカズラ」だということが発覚しました！！
つる植物で夏の終わりごろにかけてオレンジや赤いラッパ状の花が集まって咲くそうです❁
つる植物と分かったので、もう一度ヤシの木のまわりをよく見ると…
いました！！！
ヤシの木の背後からつたって上の方まで伸びていました
ノウゼンカズラという名前は、他の植物を凌駕して空を覆うほどに育つことを意味する中国名「凌霽」に由来するそうです。
はじめはリョウショウと読んだそうですが、それからノウショウからノウゼンに転訛したようです(*´▽｀*)
カズラは「つる性植物」の意味ですね♪
つる植物は巻き付いたり貼り付いたりして周囲の樹木に取り付いて、その樹木に重みを支えてもらいながら成長します。
樹木では自重を支えながら高く成長するため茎肥大に大きな栄養が必要になりますが、
つる植物はその分の栄養を茎と葉量増加へと全振りできるのでたてに長～く生長できるのです！！
生育空間と光合成をより多くできるように進化した戦略ですね♪
幹が細いつる植物は、幹の大きさに対する蒸散量が樹木よりも多いことから森林の水循環に貢献しているとも言われています。
森林全体にまで影響しているなんて、縁の下の力持ちですね( *´艸｀)
ちなみにノウゼンカズラの花言葉は
・華のある人生
・良縁
・名声
・名誉
・栄光
・豊富な愛情
・女性らしい
と良い意味ばかりでした(*^▽^*)
モヤッとしたものの正体が分かり、スッキリした気分で過ごせそうです♪