若山動物病院ブログ
自然界🌳
こんにちは。
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
私ごとですが、最近奈良に行きまして、奈良公園のシカを見てきました!(^^)
奈良のシカは「ニホンジカ」という種類で、日本各地に生息していますが、奈良のシカは特に保護されていると言われています。
性格も人慣れしていて比較的おとなしい印象でした。
奈良のシカは、古代から神聖視されてきました。春日大社に祀られている神が白いシカに乗ってやってきたという伝説があり、それ以来、シカは神の使いとして保護されるようになったそうです。かつてはシカを殺すことは死罪に相当する重罪でした。この神聖な存在としての扱いは、現在も続いています。
野生み溢れるシカに会って改めて野生動物との関わり合い方について考えるきっかけになりました。
餌付けのリスク
野生動物に人間の食べ物を与えると、自然の中での食物連鎖や生活リズムが乱れ、動物の健康や生態系に悪影響を与えることがあります。また、人間の餌に依存することで、自ら餌を探す能力が低下し、結果的に野生動物自身が困窮する可能性もあります。
安全な距離を保つことの大切さ
野生動物は見た目がかわいらしい場合でも、本能的には警戒心が強く、時に攻撃的になることもあります。シカやサルなどは、普段おとなしい動物でも繁殖期やストレスの高い状況では危険を伴うことがあります。過度に近づいたり触れようとすると、思わぬトラブルが発生する可能性があるため、常に安全な距離を保つことが大切です。
野生動物を観察する楽しさ
野生動物に出会った時、無理に触れ合おうとせずに、観察することを楽しむのも一つの方法です。動物の自然な行動や生活習慣を観察することで、その生態や自然の美しさをより深く理解することができます。今回の奈良でもそうでしたが、写真を撮ることで動物に負担をかけずにその魅力を楽しむのも1つです。
以上のことは近所の野良猫さんについても当てはまる部分が多いと思います。
いま一度その子達との関わりあい方について考えてみてはいかがでしょうか。
それでは、また!