若山動物病院ブログ
シングルコート
こんにちは。
千葉県佐倉市『若山動物病院』の松田です。
最近ではすっかり気温が下がってきて肌寒い日が続いています。
換毛期で毛が抜けててきたワンちゃんネコちゃんが多いのではないのでしょうか。
今回は犬の毛について紹介したいと思います。ワンちゃんの毛は犬種によって様々で、見た目や手触り、抜け毛の量なども異なります。
シングルコートとダブルコート
シングルコート:毛が1層のみで、短毛種や小型犬に多いです。毛が少なく柔らかいため、抜け毛が少なめで手入れがしやすい反面、寒さに弱い特徴があります。代表的な犬種には、プードルやイタリアングレーハウンドなどがいます。
ダブルコート:毛が2層構造で、アンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)で構成されます。オーバーコートは外部の刺激や水から肌を守る役割をしていて、アンダーコートは保温効果があります。ダブルコートの犬種は寒さや暑さに強いですが、換毛期に大量の毛が抜けるため、ブラッシングが重要です。代表的な犬種には、柴犬、ゴールデン・レトリーバー、シベリアン・ハスキーなどがいます。
換毛期の毛の抜け替わり
特にダブルコートのワンちゃんは、季節の変わり目の春と秋に換毛期を迎えます。冬毛から夏毛へ、あるいはその逆に生え変わることで、適切な体温調整をしています。この時期には大量に毛が抜けるため、こまめなブラッシングや掃除が必要となります。
毛色のバリエーション
犬の毛色も非常に多様で、1色の単色から、斑(まだら)模様、グラデーション、2色や3色の毛色が見られることがあります。例えば、ダルメシアンは独特の白地に黒の斑点、柴犬には赤・黒・白などの色が見られることが多いです。
犬の毛の特徴を知っておくことで、季節や状況に応じた適切なケアができます。それぞれの毛質や毛の役割に合わせて、日々のブラッシングやお手入れを行うことが、健康な被毛と皮膚の維持に役立ちます。
それではまた!