若山動物病院ブログ
オシッコの健康はご飯から
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の千明です。
12月も半分が過ぎ、冬の寒さを実感する日も多くなってきました。
明日19日は最高気温が8℃と一桁になる予報のため、今日の夜からさらに冷え込むことが想定されます。
急激な気温の変化は体を冷やし、さまざまなトラブルを引き起こします。
特に最近は血尿や頻尿などの膀胱炎症状を訴えて来院する子が急増しています。
オシッコトラブルで悩んでいる子にオススメな商品がこちら!
『尿路ケア S/O』
『尿路ケア S/O』はイタリアのファルミナ社が製造する療法食「Vet Life」シリーズの1つで、ストルバイト尿石とシュウ酸カルシウム尿石の形成と尿路の健康に配慮し、ミネラル成分とアミノ酸が特別に調整された食事療法食です。
特性その1:ミネラル成分とアミノ酸を調整して尿pHを管理
尿pHとは体内の酸性・アルカリ性のバランスを調べたもので、pH6〜6.5が理想とされています。
このバランスが崩れてしまってアルカリ性に傾くと「ストルバイト」が、酸性に傾くと「シュウ酸カルシウム」の結晶や結石ができやすくなってしまいます。
この尿pHは食べているものによっても左右されることがわかっています。
特性その2:グルコサミン配合で尿路の健康維持に配慮
膀胱粘膜は複数の層でできていて、オシッコと接している部分はグルコサミンなどを主体とする層になっています。
グルコサミンを摂取することで膀胱粘膜の修復を促し、膀胱の健康維持をサポートしてくれます。
特性その3:マグネシウム、カルシウム、リンの含量を調整
尿路結石はストルバイトとシュウ酸カルシウムの2種類が全体の約80%を占めると言われています。
その2種類の主成分となるマグネシウム、カルシウム、リンを調整することで、尿路結石ができづらいオシッコにしてくれます。
特性その4:タンパク質量を調整し、窒素性老廃物に配慮
タンパク質量を調整することで腎臓へかかる負担を軽減し、泌尿器トラブルを起こしづらくしてくれます。
粒の形状や大きさはワンちゃん猫ちゃんともに小粒で食べやすいサイズになっています。
原材料にこだわっているため嗜好性も高く、いつもは舌で掬って口に入れる病院猫のおきくちゃんもしっかりと口を開けて食べていました!
寒い日が続く季節は飲水量に気をつけ、健康状態に合わせたご飯を選んで病気に負けない体づくりをしていきましょう ٩( ‘ω’ )و