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永久歯が生えてきた!

永久歯が生えてきた!

時たま、永久歯が生えていても乳歯が残っているわんちゃん猫ちゃんに出会うことがあります。

わんちゃん猫ちゃんも、ヒトと同じように乳歯が永久歯に入れ替わるります。
それは成長と生活に合わせて体が変化するためなんです!

それぞれの特徴や入れ替わりの理由を以下にまとめます。

目次

乳歯と永久歯の違い

犬や猫は成長段階で乳歯が生え、その後永久歯に生え替わります。

乳歯

  • 犬:28本 / 猫:26本
  • 小さくて細い形状
  • 柔らかい食べ物を噛むのに適している
  • 成長途中の顎に合うサイズ

永久歯

  • 犬:42本 / 猫:30本
  • 大きくて丈夫な構造
  • 硬い食べ物を噛み砕ける強度
  • 一生使うために作られている

入れ替わる理由

乳歯は成長とともに、永久歯に生え変わっていきます。

顎の成長に対応

乳歯は小さな顎に合ったサイズです。
そのため成長するにつれて顎が大きくなり、乳歯では対応できなくなります。
永久歯は成長した顎に適したサイズになります。

食事内容の変化

幼いころは柔らかい食べ物が中心ですが、大人になると肉や骨など硬いものを噛む必要が出てきます。
永久歯は乳歯よりも強く、硬い食べ物にも耐えられる設計です。

耐久性の違い

乳歯は一時的な仮の歯であり、永久歯ほどの耐久性がありません。
永久歯は硬いエナメル質で覆われており、一生使う前提で作られています。

歯の本数の増加

犬や猫では永久歯の本数が乳歯より増えます。
特に奥歯(臼歯)が追加されるため、食べ物を効率的に噛み砕けるようになります。

生え替わりの時期

犬や猫は生後3~7か月の間に乳歯から永久歯へ生え替わります。

生後3~6か月で乳歯が抜け、永久歯が生えます。
この時期は歯のムズムズ感から、噛む行動が増えることがあります。

生後3~7か月で乳歯が永久歯に変わります。
猫も歯が生え替わる時期に物を噛むことが増える場合があります。

遺残乳歯の注意点

乳歯が抜けず、永久歯と重なって生える「遺残乳歯」は特に小型犬や猫で起こりやすい問題です。

影響

歯並びが悪くなる
歯周病や虫歯のリスクが高まる
噛み合わせが悪くなる

対処法

遺残乳歯が見られた場合、抜歯が必要です。
定期的な歯科チェックで早期発見・対応を心がけましょう。

まとめ

犬や猫の乳歯は「子ども用の仮の歯」、永久歯は「大人用の本番の歯」として、それぞれ役割を果たします。
顎の成長や食事内容に適応するため、乳歯から永久歯に生え替わる仕組みがあるのです。
また、生え替わりがスムーズにいかない場合は、早めにご相談ください!
病気にならないためにも、健康な歯を維持することが大切です。

こちらを使用してみてください!