若山動物病院ブログ
猫ちゃんにチョコはNG!
バレンタインデーといえば、チョコレートですよね!そのバレンタインデーは、もうすぐです。
「チョット早いんですけど!」と猫ちゃんの飼い主さんから、とても素敵なチョコを頂きました。
チョコレートはヒトにとっては甘くて美味しいものですが、 チョコレートは猫ちゃんにとって「毒」 になってしまうことがあるんです。
だからチョコを与えてしまうのは、絶対にNGなんです!

チョコレートを食べたらどうなる?
チョコレートは猫ちゃんにとって毒になり得る食品のひとつです。
その主な原因は 「テオブロミン」 という成分です。この テオブロミンは、猫ちゃんの体で分解・排出するのが難しく、体内に蓄積すると中毒症状を引き起こす可能性があります。
猫ちゃんに危険なチョコレートランキング
① カカオパウダー(ココアパウダー)
最も危険!
ココアドリンクやお菓子作りに使われる純ココアは超危険! ひと舐めでも中毒を起こす可能性が。
② ダークチョコレート(ビターチョコ)
カカオ70%以上のハイカカオチョコ は特に危険!ほんの少しでも致死量になることも。
③ ミルクチョコレート
カカオの量は少ないが、油断は禁物! 猫ちゃんが食べると危険。
④ ホワイトチョコレート
比較的安全?
カカオ成分がほとんど含まれていない ため、テオブロミン量は少ない。ただし 脂肪分や糖分が多く、健康には悪影響!
中毒の主な症状
- 落ち着きがなくなる、そわそわする
- 嘔吐・下痢
- 体温が上がる(熱っぽくなる)
- 心拍数が上がる
- けいれんや震え
- 重症の場合、呼吸困難や昏睡状態
特に ミルクチョコレートやダークチョコレート、ココアパウダー にテオブロミンが多く含まれています。猫ちゃんが誤って食べてしまった場合、 少量でも危険なので注意が必要です!
バレンタインに気をつけるべきこと
猫ちゃんの手?口が届く場所にチョコを置かない!
猫ちゃんは好奇心旺盛!
ちょっとした隙に パクッと食べてしまうことも あります。
チョコの包装にも注意!
猫ちゃんはキラキラしたリボンや包装紙が大好きです。
でも、もし誤って飲み込むと腸閉塞のリスクが…!
もし猫ちゃんがチョコを食べてしまったら…
量が少なくても油断せず、 早めの処置が大切 です。
そのため受診しましょう!
バレンタインは「猫ちゃんOK」のおやつでお祝い
「猫ちゃんにも何か特別なものをあげたい!」という飼い主さんは、 猫ちゃん専用のおやつ を用意しましょう!
例えば…
- 猫用の無添加おやつ
- 鶏ささみや魚で手作りおやつ
猫ちゃんも 「愛されてるな~💖」 って感じるバレンタインにしましょう🐾✨
【参考記事】