若山動物病院ブログ
薬を吐いちゃう
ワンちゃんや猫ちゃん健康を大切に考える飼い主さんは、とっても多いものです。
そんなワンちゃんや猫ちゃんが体調を崩し、薬を飲ませなくてはならない時もあります。
しかしせっかく飲ませた薬を吐いてしまうと、心配になってしまいますよね。
でも原因や対処法を知ればる、安心してケアを行うことができます。
今回は、なぜこのような現象が起こるのか、またどのように対策できるのかをお伝えします。
薬を飲むと吐いてしまう理由
大きく分けて以下の3つが考えられます。
1.薬の味やにおいが強い
嗅覚が鋭いと薬の独特な風味やにおいに敏感に反応することがあります。
そのため嫌なと感じた場合、カラダが自然な防衛反応として吐くことがあります。
ワンちゃんが薬を飲んだ後に吐く理由は、体内の消化の仕組みが関係していることが多いんです。
薬の味やニオイが受け付けられず、カラダの自然な防衛反応として吐いてしまうことがあります。
2.空腹や胃の状態の影響
お腹が空いているときや胃が敏感な状態では、少しでも刺激を感じると吐く可能性が高まります。
少し食事を取ってから薬を与えると、胃への負担が軽くなり、吐きにくくなる場合があります。
3.個体差による反応の違い
個々の体質や健康状態によって、薬に対する反応が異なることも理由のひとつです。
無理なく服薬できるよう、飼い主さんが様子をよく観察することが大切です。
このような現象に対して、まずはワンちゃんが安心して薬を飲める環境作りが大切です。
対処法
1.少量のフードと一緒に服用
空腹の状態では胃が刺激に敏感になるため、軽く食事を与えてから薬を出すと、胃の働きが落ち着いて薬の刺激が和らぐ場合があります。
2.薬の形状や飲みやすさを工夫する
薬を細かく砕いて、普段のご飯やおやつに混ぜることで飲みやすくなるワンちゃんもいます。
ただ薬によっては形状を変えることで効果が変わるものもあるため、先生の指示に従いましょうね。
3.服薬方法を変えてみる
液体やペースト状の薬であれば、専用の注射器やスポイトを使って少しずつ喉の飲ませることも良い方法です。
どの対処法も、ワンちゃんや猫ちゃんの状態や好みに合わせて調整しながら試してみることが大切です。
大切なのはワンちゃんや猫ちゃんが不安なく薬を受け入れ、健康な毎日を過ごせるようサポートすることです。
日々のケアや対処法を工夫することで、皆様方の笑顔が増え安心した生活につながります。