若山動物病院ブログ
眼が痛〜い
時たま「なんだか眼が乾くなぁ〜」って感じること、ありませんか?
私はよく手術中やパソコンやってるときに、眼が痛〜くなります。
この頃ですが、長距離運転中に眼が痛くなることがあります。
ヒトは何かに集中すると、自然と「まばたき」の回数が減ることがわかっています。
これは注意をそらさず眼の前の情報をしっかり捉えようとする、カラダの自然な反応なんです。
特に強〜く集中しているときは、無意識のうちに「まばたき」が減ってしまっています。
これは眼の前の情報を見逃さないようにと、眼が頑張っているからなんです。
そうなんですよね・・・
だから情報の収集を頑張ったぶん、眼の表面の潤いが足りなくなり乾いてしまうんです。
この現象を「瞬目減少(しゅんもくげんしょう)」と言います。
そしてこれは、ドライアイや眼の疲れ痛みの原因になります。
「まばたき」の働きは角膜表面の涙液を均一に保ち、異物や乾燥から眼を守るという重要なものです。
そのため「まばたき」の回数が減ると角膜が乾燥し、涙液のムラが生じ痛みや異物感が出てきます。
時には「視界のぼやけ」といった、しっかりと見えないような症状も見られます。
集中することは悪いことじゃありません!
しかし集中すればするほど眼が乾き、眼に負担がかかってしまいます。
だからこそ意識的に「まばたき」をしなくちゃ、とは思うですが・・・
これがなかなか難しい!
角膜乾燥の予防には「人工涙液などの目薬を使う」などの対策が有効です。
私は潤滑性の高いヒアルロン酸の点眼薬を使っていますが、これは効果バッチリ!
かなり違いますよ!

その眼の痛みは、眼が頑張っている証拠なんです!
だからチョットだけ眼に気を使ってあげないとですよね。
些細な眼の不調が集中力を欠く原因となってしまうこともあります。
そのためにも「意識的なまばたき」なんです・・・
目線を一瞬そらすだけでも、自然なまばたきを促すことができます。
でも、意識するって難しいですよね!
眼の痛みや違和感を軽く考えちゃダメ、予防策を講じないとです。